中古車の魅力は、新車では手が出なくても買えるリーズナブルさにあります。
しかし、買ってはいけない中古車というものが存在します。
そこで、この記事では「買ってはいけない中古車ランキング」をご紹介します.
コスパ最強の中古車もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
買ってはいけない中古車の特徴6つ!ランキング順に紹介
中古車を買ってはいけないということはありません。
問題なのは、市場に出回っている車の一部にとんでもない粗悪品が混ざっていることで、見分けがつかないケースがあります。
安いものには必ず理由があるので注意が必要です。
そこで、買ってはいけない中古車をランキングにしました。
買ってはいけない中古車
1位:修理歴ありの中古車
2位:水没・冠水車
3位:走行距離の多い中古車
4位:古い低年式車
5位:カスタムされた中古車
6位:ネットでの個人売買
上記は知らずに買ってしまうことがあり、それぞれ順番に解説します。
【第1位】修理歴ありの中古車
中古車を探していると見かけるのが、「修理歴あり」と記載された中古車で、安いという理由で候補に入れてしまうかもしれません。
これらは一見問題ないように見えます。
しかし、修理の程度によっては真っすぐ走るのが難しかったり、ブレーキ性能に問題があるなど安全性に難がある可能性があります。
また、軽度の事故歴であれば知らされないことがあります。
修理歴ありの中古車は安いですが、事故につながる恐れやデメリットから選ぶのはやめましょう。
【第2位】水没・冠水車
中古車でよくある後悔として、「水没車を買ってしまった」があります。
問題なのは、中古車を販売するとき水没車と表示する義務がないことです。お得な車両だから買ったら水没車だったケースは多く、充分な注意が必要です。
水没車は内部にサビや腐食が発生しやすく、購入段階でエンジンがかかったとしても、時間とともに故障がおこります。
不安な場合は「水没車かどうか」販売店にきいておきましょう。
【第3位】走行距離の多い中古車
走行距離が10万km以上の中古車は避けたほうが無難です。
10万km前後になると、次のような部品の交換時期になるため、整備状況によって大きな出費をしいられるためです。
部品項目 | 交換タイミング |
タイミングベルト | 7~10万km |
ウォーターポンプ | 10万km又は10年 |
サーモセット | 10万km又は10年 |
ラジエターホース | 10万km又は10年 |
ショックアブソーバ | 10万km |
オルタネーター | 10万km |
走行距離の多いものは、整備状況をよく確認するようにしてください。
【第4位】古い低年式車
年式とは、新車として運輸支局に初めて登録された年のことを指し、その車がどれくらい古いかが分かります。
年式が古くなるほど中古車価格は安くなるのが普通です。
中古車で「高年式」「低年式」という言葉を目にしますが、一般的に登録から3年以内のものを高年式、7~10年以上経過したものを低年式と言います。
古い低年式車は、購入後のメンテナンス費用がかかりやすいため、なるべく低年式はさけましょう。
【第5位】カスタムされた中古車
中古販売店によっては、車をカスタムした中古車を販売することがあります。
カスタムの種類は、エアロパーツなどで見た目をドレスアップしたものや、エンジンやマフラーなどに手を加えたものまで様々です。
カスタムでも保安基準に適合しないものだと、車検が通らないなど問題があるので、そのような中古車は避けましょう。
【第6位】ネットでの個人売買
最近はネットで中古車が売りだされていることがあり、個人売買が増えています。
個人売買は安く買えるメリットがある一方で、「お金を払ったのに車が来ない」や「聞いていない故障やキズがあった」などのリスクがあります。
たとえ安く買えたとしても、トラブルが起こりやすいのが現実です。
購入前にしっかりと確認してください。
買ってよかったコスパ最強の中古車のランキング
中古車におけるコストパフォーマンスとは、リーズナブルさと車の性能のバランスにかかっています。
特に「評価は低いけどいい車」「あまり売れてないけどいい車」が狙い目です。
ここでは先ほど解説した「買ってはいけない中古車」の基準をクリアした前提で、コスパ最強の中古車をタイプ別に紹介します。
タイプ | コスパ最強の中古車 |
軽自動車 | ミライース ワゴンR |
コンパクトカー | ヴィッツ アクア |
ミニバン | シエンタ |
SUV | CR-V |
セダン | カムリ |
それぞれ順番に解説していきますね
コスパ最強の中古の軽自動車
ダイハツ・ミライース
コスパ最強の中古軽自動車としてダイハツ・ミライースがあげられます。
低燃費性能でランニングコストが抑えられ、何よりも軽トップレベルの耐久性をほこる車であるため中古でも安心して使えます。
価格帯も非常に手頃で、コンパクトなボディサイズと軽量な車重が、取り回しやすさと駐車のラクさにつながります。
中古市場での価格が安いことと、故障しにくい耐久性を総合するとミライースはコスパ最強といえます。
スズキ・ワゴンR
もう一台、中古の軽自動車でコスパを考えるなら最強は、スズキ「ワゴンR」のズバリ現行型6代目モデルです。
中古車の平均価格も98.5万円(出典:カーセンサー)とコスパの良い一台で、ホンダN-BOXやダイハツ タントほどの人気もなく割安感があります。
最近の軽自動車は、N-BOXのようなスーパーハイトワゴンが人気ですが、ワゴンRも大人4人がゆったりと過ごせる室内空間をほこります。
マイルドハイブリッドにより23.4~33.4km/Lという燃費の良さも高評価で、中古車という点ではコスパ最強の部類に入ります。
コスパ最強の中古のコンパクトカー
トヨタ・ヴィッツ
コンパトカーのコスパ最強で真っ先にあがるのは「トヨタ・ヴィッツ」です。
ヤリスの前身モデルで、とてもお安い価格で中古車が購入できます。
燃費がよく、ランニングコストが低いため経済的です。ヤリスより居住空間が広く、利便性も高いのであらゆるシーンで使えます。
コンパクトカーでもっともお得といえますが、注意点としてすでに生産は中止しているため古いモデルが多くなっている点になるでしょう。
トヨタ・アクア
もう一つ。中古のコンパクトカーでコスパ最強は、アクアの初代モデルです。
アクアは、2021年にフルモデルチェンジされ2代目モデルに進化したことで、初代モデルの価格が低くなっていて狙い目です。
燃費の良さが最大のセールスポイントで、特にオススメなのは「Toyota Safety Sense」が搭載された2018年4月以降のモデル。
ヤリスやノートほどの人気はなく、超優良車でありながら割安で買えるためコストパフォーマンスに優れています。
コスパ最強の中古のミニバン
トヨタ・シエンタ
荷室も広く3列シートを備えたミニバンでコスパ最強なのは、トヨタ「シエンタ」の2代目モデルです。
現行型シエンタは、2022年8月にフルモデルチェンジされた3代目モデルですが、先代のシエンタであれば100万円前後でコンディションの良いものが見つかります。
3代目と比べて2代目は人気がそれほど高くなく、狙い目となっています。
5ナンバーサイズで取り回しも良く、燃費などの維持費など含めたトータルバランスに優れた一台です。
惜しくもミニバンのコスパ2位になるのは、ホンダ「ステップワゴン」の先代モデルで、機能性に優れているわりに人気が低いため、リーズナブルな一台が見つかります。
コスパ最強の中古SUV
ホンダ・CR-V
コスパ最強の中古SUVとしてホンダ・CR-Vがおすすめです。
国産SUVは人気が高く値が落ちにくいですが、ホンダCR-Vは優良車でありながら人気が低く、割安で買えます。
広い室内空間と優れた燃費をほこり、ホンダらしい安全装備もしっかり。さらに高い運転性能と乗り心地を兼ねそなえているため、完成度の高い一台です。
不当な評価をされているSUVですが、その分狙い目です。
コスパ最強の中古セダン
トヨタ・カムリ
コスパ最強の中古セダンとしては真っ先に「トヨタ・カムリ」があげられます。
国内の人気は今一つですが、高い信頼性や耐久性、燃費の良さに加え、スタイリッシュなデザインや豊富な装備など優れた車です。
走行性能も優れ、快適な乗り心地を提供してくれるため、さまざまなシーンで使いやすいでしょう。
中古車市場では安価で手に入れることができ、維持費も抑えられるため、総合的なコストパフォーマンスは非常に高いといえます。
中古車を安く安心して買う方法!
ここまで買ってはいけない中古車、コスパ最強の中古車までご紹介してきました。
全体の注意点としては、インターネットで得られる中古車の情報は30%ほどで、残りの70%はプロ向けの非公開情報といわれます。
一般公開されている情報は、手あかがついていることが多く注意が必要。
個人の方でも「ズバット車販売」を利用すれば、中古車のプロ向け情報にアクセスでき、状態の良い中古車を紹介してもらえる可能性があります。
なるべく表に出ていない鮮度の高い情報を入手するようにしましょう。
中古車を買うのであれば、一般公開されている情報ではなく、まずは非公開車を探されることをおすすめします。
>> ズバット車販売
買ってはいけない中古車ランキングのまとめ
1位:修理歴ありの中古車
2位:水没・冠水車
3位:走行距離の多い中古車
4位:古い低年式車
5位:カスタムされた中古車
6位:ネットでの個人売買
ここまで、「買ってはいけない中古車」をランキング形式で紹介し、コスパ最強の中古車も紹介しました。
中古車は、「他人の使ったお古」なので、前のオーナーの使い方次第でコンディションが大きく違ってきます。
安いものには必ず理由があるため注意してください。
買ってから後悔しないためにも今回解説したポイントを踏まえて選びましょう。
中には悪質な販売店も存在するため、営業の言うことを真に受けずに、本記事の内容をふまえて購入していきましょう。
参考情報
車買取・中古車一括査定サービスなら「ナビクル」