高級ブランドの車に乗りたいけれど、新車購入する余裕がない人はいると思います。
そんな時には、中古車に乗るという方法がおすすめです。
中でもアウディは、中古で購入しやすいブランドとしてよく知られています。
そこで本記事はアウディの中古が安い理由を徹底解説していきます。

目次
中古のアウディが安い5つの理由:詳細解説と最新動向
中古車市場において、アウディは比較的安価な価格で販売されている車種として知られています。新車価格と比較すると、3年落ちで約30%、7年落ちで約75%も値下がりするケースも珍しくありません。
しかし、なぜアウディの中古車は安価なのでしょうか?
ここでは、アウディの中古車が安い理由を5つ解説するとともに、近年の中古車市場におけるアウディの動向についてもご紹介します。

1. 価格下落率が大きい
アウディは、年式が古くなるほど価格下落率が大きくなる傾向があります。これは、新車価格が高額であることと、モデルチェンジサイクルが短いことが主な理由と考えられます。
モデルチェンジサイクルが短いと、古めのモデルは陳腐化しやすく、値下がり圧力が強くなります。
近年では、SUVモデルの人気が高まっていることも影響しており、セダンやクーペモデルよりも値下がりしやすい傾向があります。
2. 信頼性が国産車より弱い
アウディは、ドイツ車ということもあり、国産車と比べて故障や不具合が起こりやすいというイメージがあります。
そのため、中古車市場においても、国産車よりも査定が低くなる傾向があります。
しかし、近年では品質管理が向上しており、故障リスクは低減傾向にあります。また、アウディ独自の保証制度も充実しており、中古車購入後のリスクを軽減することができます。
3. 維持費・メンテナンス代がかかる
アウディは、輸入車であるため、国産車よりも維持費やメンテナンス代がかかります。
特に、パーツ代は高額で、修理費用も高くなる傾向はあります。
また、ハイオク仕様の車種が多いことも、維持費が高くなる要因の一つです。
4. オーナーが手放しやすい
アウディは、故障や不具合が起こった場合に修理費用が高額になるため、オーナーが手放しやすい車種と言えます。
また、アウディは技術革新が早く、新しいモデルが頻繁に発売されるため、オーナーが買い替えのために手放すケースも多くあります。
こうした要因により、中古市場にアウディが多く流通することになり、価格が下落しやすい状況となっています。
5. 車のラインナップが豊富
アウディは、セダン、クーペ、SUV、ワゴンなど、さまざまな車種をラインナップしています。
そのため、中古車市場においても豊富な選択肢があり、ニーズに合致した車両を見つけやすいメリットがあります。
また、比較的古いモデルでも状態の良い車両も多く出回っており、予算を抑えて輸入車に乗りたいという方にもおすすめです。
中古車市場におけるアウディの動向
近年、SUVモデルの人気が高まりで、中古アウディ市場も活発化しています。
特にSUVモデルは、人気が高く、値下がり幅も小さい傾向にあります。
また、電気自動車モデルのe-tronも人気が高まっており、今後の中古車市場における注目車種の一つと言えます。
まとめ
アウディの中古車が安い理由は、価格下落率が大きい、信頼性が国産車より弱い、維持費・メンテナンス代がかかる、オーナーが手放しやすい、車のラインナップが豊富という5つの点が挙げられます。
しかし、近年では品質管理の向上や保証の充実により、中古アウディの魅力はますます高まっていると言えます。
アウディの中古を検討している方は、上記の理由をよく理解した上で、ご自身のニーズに合致した車両を見つけることをおすすめします。
アウディの中古はやめた方がいい?
アウディの中古はやめた方がいいということはありません。
一般的に故障しやすいといわれますが、それ自体にハッキリとした根拠はありません。
アウディに限らず外車が壊れやすいと思われてしまうのは国土に起因します。
そもそも日本の国土は入り組んでいてストップ&ゴーの多い交通事情であるため、外車にとってはハードな環境にあります。
そのため消耗品の交換頻度が高くなりやすく、故障しやすいと思われがちです。
しかし、そもそもアウディの品質自体に問題はありません。
購入時、以下の点さえ踏まえれば中古でもおすすめです。
- 保証がしっかりしている
- 10年落ち以上は選ばない
- 並行輸入車は選ばない
状態が良いものを選べば、買って後悔することはないでしょう。
アウディの中古車を安く買う方法!
アウディの中古車は、新車価格と比較すると比較的安価で人気があります。
しかし、インターネットで公開されている情報は全体の30%程度であり、残りの70%は非公開情報として中古車販売業者のみが閲覧できるシステムになっています。
一般公開されている情報は、古くて状態が悪い車が多いことも事実です。そこで、、以下の2つのポイントをご紹介します。
1. 非公開車情報を活用する
「ズバット車販売」のような、非公開車情報を扱う中古車販売サービスを利用することで、一般公開されていない良質なアウディの中古車を見つけることができます。
ズバット車販売は、全国の約4,000店の中古車販売業者から、希望に合致するアウディの中古車を無料で提案してくれるサービスです。
個人の方でも非公開車両にアクセスできるのでおすすめで、利用して損はないでしょう。
>> ズバット車販売
2. 複数の販売店を比較する
異なる販売店を比較検討することで、より良い条件で購入できる可能性が高まります。
中古車検索サイトでは「カーセンサー」や「gooネット」の他に、「Audi認定中古車検索サイト」もありますので、見比べてみましょう。
一般公開されている情報は古いものが多く、頻繁にチェックすると良いでしょう。

中古アウディの車種・グレード別相場
アウディでは複数のグレードがラインナップされています。
実際に購入する上では、グレードごとに価格下落率と相場も異なります。
結論としては「A1」と「A3」は、中古で安い傾向が見られ、アウディを安く買いたい時に狙い目です。
以下、アウディで代表的な人気グレードの特徴と中古相場をご紹介します。

人気グレード
- TT
- A4
- A1
- A3
- A8
スポーツタイプで人気の「TT」
アウディの中でも、スポーツクーペとして人気のTTは、高級車という風格を持ちながらもコンパクトなサイズが大きな特徴です。
美しい流線型で丸みを帯びたシルエットは、男性ユーザーだけでなく女性ユーザーからも高い人気があります。
アウディTTは、人気が高い車種のため3年落ちで、中古車の価格下落率は30%前後です。
アウディTTに関しては、価格下落率は国産車と同じと言えます。
もしもTTをよりお得に購入したい人は、3年落ちよりも古い年式のTTを探すという方法がおすすめです。
ミドルクラスのセダン「A4」
アウディの中で売れ筋モデルとして人気のA4は、ミドルクラスのセダンです。
見た目は、アウディらしい美しい流線型を感じさせながらも、ドッシリ落ち着いた風格を持ち合わせており、男性ユーザーから高い人気があります。
アウディA4を新車購入すると、価格は450万円から870万円程度です。価格帯が全体的に高めという点で、国内台数はそれほど多くはありません。
3年落ちのA4の価格下落率は30%前後となります。
ただし、状態やグレードによって25%程度しか値崩れしないケースもあれば、35%程度になることもあります。
アウディのエントリーモデル「A1」
アウディの中ではエントリーモデルとして位置づけられているA1は、他の車種と比べるとコンパクトでリーズナブルです。
新車価格は250万円から440万程度に設定されていて、多くの人にとっては比較的手が届きやすい車種と言えるでしょう。
A1は、日本国内でも多く普及している人気車種です。
そのため、中古車の価格下落率は年式に限らず全般的に高めとなっています。
2年落ちや3年落ち程度なら、価格下落率は30%程度ですが、7年落ちになると下落率70%超となってしまいます。
もしもアウディをお得な価格で購入したい人は、A1の年式が古めのものは狙い目といえます。
古くなれば古くなるほど、お得感はビッグになるでしょう。
コンパクトな売れ筋「A3」
アウディA3は、国産車で言うなら「カローラ」ぐらいの位置づけです。
コンパクトなハッチバックスタイルで、新車価格も他の車種と比べてリーズナブルです。
A3の大きな特徴は、プラットフォームをフォルクスワーゲン(VW)の人気車種ゴルフと共有しているという点です。
A3の新車価格は、300万円~625万円程度。
価格下落率は35%~55%程度で、国産車よりも高めとなっています。
コンパクトで小回りの利くアウディが欲しい人は、A3の年式が古いものを見つけると、意外なほどリーズナブルに購入できるかもしれません。
アウディのフラッグシップ「A8」
アウディの中でも最高級セダンとして人気のA8は、メーカーのフラッグシップにもなっている車種です。
最高級と呼ぶにふさわしい高級感とクオリティを誇り、新車価格も期待を裏切らない1,130万円~2,240万円程度と強気です。
この価格は、日本で人気のBMWやメルセデスと肩を並べるレベルですが、年式がそれほど古くなければ下落率は10%~15%程度でそれほど値崩れしません。
しかし5年落ちより古くなると、価格下落率は75%程度となり、国産高級車よりも高めとなります。
もしも高級セダンをリーズナブルに購入したい人は、年式が古めを狙うと良いでしょう。
アウディを購入した場合の経費
アウディを中古車で購入した場合、メンテナンスや税金などの維持費はどのぐらいかかるのでしょうか?
外車だから割高になってしまうのは心配、という人もいると思いますが国産車と大きく変わりません。
車検や税金は国産車と同じ
車検や税金は、国産車でも外車でもかかる維持費です。
しかし、高級車メーカーだからといって車検が高くなったり、税金が高くなることはありません。
その理由は、車検も税金も、自動車の排気量によって決められるため。
アウディは、コンパクトなサイズの車種から大型セダンまで複数がラインナップされています。
車検や税金を安く抑えたい人は、アウディの中でもコンパクトなモデルを選ぶことをおすすめします。
ガソリン代はハイオク
ガソリン代に関しては、アウディはすべての車種がハイオク仕様となっています。
そのため、国産車と比較するとガソリン代は少し高くなります。
ただ、コンパクトタイプを選べばそれほどかかることはありません。
整備工場が見つかれば安い
アウディはドイツメーカーのため、修理や整備に必要となるパーツは、全てドイツから輸入することになります。
ただ、近年ではディーラーだけでなく、一般的な整備工場などでもアウディに対応できるところが増えています。
そういったところを見つければ、修理や整備の費用はリーズナブルです。

アウディの中古が安い理由まとめ!なぜ安い?
ここまでアウディの中古車がなぜ安いのか?くわしくご紹介してきました。
アウディが安い理由をまとめると以下の通りです。
- 価格の下落率が大きい
- 信頼性が国産車より弱い
- 維持費がかかりやすい
- オーナーが手放しやすい
- 車のラインナップが豊富
アウディの品質そのものに問題はないため、中古は狙い目です。
気になる維持費もコンパクトタイプを選べば、それほど心配はありません。
裏を返せば、状態の良い中古のアウディが見つかれば、お得に高級車に乗れます。
さらに保証つきのものを選び、アウディ対応の整備工場があることを事前に確認はしておけば万全といえるでしょう。