ホンダ オデッセイはミニバンの中でも高い人気をほこり、超低床のプラットフォームを採用し、広々とした室内空間に定評があります。
しかも、スタイリッシュなデザインのため、街乗りで手軽に運転できるのも魅力です。
そんなオデッセイの中古が安い理由と、グレードごとの相場、維持費の目安をご紹介します。
オデッセイの中古車は狙い目であり要注目です。
目次
中古のオデッセイの安い理由
オデッセイの中古車の相場はお手ごろな価格で購入できます。オデッセイが安い理由は大きく3つありますので解説します。
オデッセイの中古が安い理由
- ミニバンの需要が変わってきている
- エンジンパワーが不足している
- 生産が終了している
ミニバンの需要が変わってきている
オデッセイはミニバンですが、ミニバンに消費者が求めていることが変わってきています。発売当初は上級ミニバンのパイオニア的な存在として、高い人気を集めました。
しかし、オデッセイのような乗用車に近いワゴンから人々のニーズが「背の高いボックス型のミニバン」に変化しました。3代目から車高を低くしたオデッセイとは人々のニーズやトレンドとの間にずれが生じました。
その他、オデッセイは従来のワゴンのヒンジ開閉式ドアが主流です。しかし今では「両側スライドドア」のニーズが高いです。狭い駐車スペースでも無理なく開閉でき、何か重たい荷物を持ちながらでも無理なく開け閉めができます。
このようなミニバンの需要が変わってきたことで、現在ではあまり人気が集まっておらず、中古の安さにつながっています。
エンジンパワーが不足している
オデッセイのパワーユニットを見てみると、2リッターのハイブリッドもしくは2.4リッターのガソリンエンジンの2種類となります。
ライバル車種と比べて、少しパワー不足に感じられるのも安い理由の一つです。同じミニバンのほかのメーカーを見てみると、ハイブリッドでも2.5リッター、ガソリンエンジンだと3.5リッターエンジンが搭載されているものも見られます。この辺のところも中古オデッセイが安く購入できる理由の一つです。
一時生産が終了している
オデッセイは上質なミニバンですが、需要の変化によって一時生産が終了しています。
中古車市場では「ヴォクシ―」「ノア」「アルファード」など現役の人気ミニバンの需要が高いことから、オデッセイには人気が集まりにくく、その分だけ値が安くなっているということができるでしょう。
現在は、生産再開しましたが人気を取り戻せていないのが現状です。
オデッセイは品質が良いにも関わらず人気が弱いため、中古価格が安くなっているといえます。
オデッセイの中古車をさらにお得に買う方法!
オデッセイの中古車は安く買いやすいといえます。
しかし、インターネットで得られる中古車の情報は30%ほどで、残りの70%はプロ向けの非公開情報といわれます。
一般公開されている情報は、手あかがついていることが多く注意が必要。
個人の方でも「ズバット車販売」を利用すれば、中古車のプロ向け情報にアクセスでき、状態の良い中古ボルボを紹介してもらえる可能性があります。
なるべく表に出ていない鮮度の高い情報を入手するようにしましょう。
中古オデッセイを買うのであれば、一般公開されている情報ではなく、まずは非公開車を探されることをおすすめします。
>> ズバット車販売
オデッセイの4代目と5代目は不人気なのか?
オデッセイの中古車を購入する上で、4代目と5代目の人気は気になるところです。
そもそもオデッセイの人気が落ちたと言われるのが4代目とされ、これは3代目から続く「車高を低くした仕様」が裏目に出たというのが一般的です。
1~2代目は人気が高く、3代目までは人気は踏みとどまったものの、4代目で人気が急落したことを踏まえると4代目は不人気といえるでしょう。
一方、5代目は4代目よりも車高を高くして、スライドドアをつけるなど改善が行われています。
オデッセイの生産終了は工場閉鎖の影響もあり、必ずしも5代目は不人気だったと言いきれないでしょう。
4代目も5代目も、車の品質そのものは優れており、中古車での購入はおすすめです。
中古オデッセイのグレードごとの相場
オデッセイには複数グレードがラインナップされています。グレードによっても中古車の販売価格は異なります。
自分の予算に照らし合わせて、どのグレードのオデッセイなら購入できるか検討してみるとよいでしょう。
さまざまな年式やグレードがありますが、基本的にはどれでも問題はないでしょう。
以下、直近で人気のグレードをご紹介します。
ABSOLUTE
オデッセイのグレードの中でもベーシックなのがABSOLUTEです。ベーシックグレードといわれると、装備は必要最低限しかないイメージを持っている人もいるでしょう。
しかし、ABSOLUTEでも必要な装備はほとんどそろっています。ですからグレード別に見ても人気です。例えばHonda SENSINGというホンダの安全技術パッケージはすべて標準装備されています。
ABSOLUTEの中古車販売価格を見てみると、だいたい200万円前後といったところが相場になるようです。新車と比較すると半額くらいの価格で購入できます。新車では予算的に厳しかった人でも中古車なら購入しやすいでしょう。
ABSOLUTE・EX
ABSOLUTE・EXは従来のABSOLUTEにプラスアルファの装備がついてきます。
例えば、ブラインドスポットインフォメーションが標準装備になります。こちらはドライバーの死角になりやすい隣車線後方から車両が接近してきた場合に通知してくれる機能です。またHondaスマートパーキングアシストシステムといって、駐車時のバックや縦列駐車をするときのハンドル操作を自動的にアシストしてくれる機能もつきます。
ABSOLUTE・EXの中古車価格の相場を見てみると、220万円前後といったところです。ABSOLUTEと比較して価格に違いがありません。装備の内容も踏まえると、ABSOLUTE・EXを購入した方がお得かもしれません。
G・ Honda SENSING
オデッセイの中でも低額のグレードになります。必要最低限の装備にはなりますが、それでもHonda SENSINGは搭載されています。
ヘッドライトにはLEDライトが使われ、夜間運転する場合でも周辺を明るく照らしてくれます。周辺の交通状況をきちんと把握しながら、安全運転できるでしょう。サイドエアバッグシステムを導入しているので、万が一交通事故に遭遇してもしっかり守ってくれます。
G・Honda SENSINGの中古車価格の相場を見ると、だいたい170万円強といったところです。ABSOLUTEと比較すると40万円近く安い価格です。中古のオデッセイをより安く購入したい場合に向きます。
中古オデッセイを購入した際の維持費
中古のオデッセイを購入した後も維持費を負担していかないといけません。
どのくらいの維持費がかかるのか簡潔にまとめました。
税金
車両を保有すると、自動車税と自動車重量税がかかります。それぞれ新車登録時期がいつかによって違ってきます。2019年10月より前と以降とでは適用される税額が異なりますので注意して下さい。
自動車税
自動車税はその年の4月1日時点で車を保有している人を対象にした税金です。エンジンの排気量によって税額は異なります。
オデッセイは2,000~2,500ccのため、2019年10月より前であれば45,000円。2019年10月以降であれば43,500円です。
自動車重量税
自動車重量税は文字通り、車両重量をベースに税額の決まる税金です。車検ごとに向こう2年間、次回車検時までの税金をまとめて支払います。
オデッセイはグレードで重量に違いがないのでどのタイプでも、32,800円です。
車検費用
2年に1回のタイミングで車検を受けることが必要です。車検の費用は「法定費用」と「車検基本費用」「部品交換費用」が発生します。
法定費用はだいたい54,000円前後になります。
車検基本費用は安いところでは2万円のところがあり、部品交換費用はゼロ円の場合もあります。
ガソリン代
5代目モデルのオデッセイで見るとハイブリッド車はリッター当たり20.6km、ガソリンエンジンは12.6kmです。もし年間10,000km走行した、レギュラーガソリンがリッター140円だったと仮定するとハイブリッド車が67,961円、ガソリンエンジン車111,111円です。
ガソリン代を節約したければハイブリッド車を購入した方が43,000円程度年間でお得になります。
オデッセイの中古の購入がおすすめの理由
オデッセイは国産ミニバンの中でも、上質でデザイン性に優れ、安全性も含めた品質が申し分がありません。
広々とした室内空間も兼ね備えているためファミリーカーとしても最適です。
エンジンパワーはライバル車よりも不足していますが、僅かな差であって問題になるような水準ではありません。
高速でパワー不足を感じるケースはあるかもしれませんが、日常使いでパワー不足を感じることはないでしょう。
全体的に、過小評価されていることは否めません。
優れているにも関わらず過小評価されているため、安く購入できるという面がありますので非常に狙い目です。