フィットは、ホンダの普通乗用車ではもっともコンパクトなモデルで、使い勝手の良さが人気の車種です。
そんなフィットの中古車相場では、安いモデルを目にすることがあります。
フィットの中古車が安い理由はさまざまな事情が関係しています。
そこで本記事ではフィットの中古が安い理由、おすすめの年式・相場をご紹介します。
目次
中古車のフィットが安い4つの理由
中古車のフィットが安い理由は、大きく分けると4つあります。
中古車としてごく一般的な理由や、特定モデルに特有の事情までさまざまなです。
フィットが安い理由を確認してみましょう。
フィットの中古が安い理由
- 流通台数が非常に豊富
- 低年式車が多くなってきた
- フリードや軽自動車の台頭
- 初代フィットの問題点「ジャダー」
ここから順番に解説していきます。
①流通台数が非常に豊富
フィットの中古が安い理由に「流通台数が非常に豊富」があります。
2001年に初代がデビューしたフィットは、同クラスの競合車と比べ優れた燃費性能や、広い室内空間と広いラゲッジスペースで大ヒットしました。
そのため中古車市場で流通しているフィットの台数も豊富で、需要に対して供給過多になっているといえます。
中古車の相場は需給のバランスで決まってくるため、フィットの中古車価格が安いのは在庫台数が多いことも理由です。
②低年式車が多くなってきた
フィットの中古が安い理由に「低年式車の存在」があります。
フィットのデビューから20年以上経過しているので、中古車市場に流通しているフィットでも古くなった低年式車が増えています。
一般的に車の寿命について「新車登録から10年」や「走行距離10万キロ」と言われていますが、メンテナンスさえしっかりしていればそれ以上走行可能です。
とはいえ、それらを超えた中古車の価格は大幅に低下するため、フィットの低年式中古車が増えた分だけ全体が安くなっています。
③フリードや軽自動車の台頭
フィットの中古が安い理由に「フリードや軽自動車の台頭」があります。
ホンダには、フィットをベースにしたコンパクトミニバン「フリード」という人気車種があります。
フィットがデビューした当時と今とでは、車に対するニーズも変わっておりファミリーカーのニーズスライドドア付きのモデルに変化しました。
今では軽自動車のスーパーハイトワゴンでもスライドドアが採用されているので、フィットが想定していたターゲット層とのズレが出ているのです。
④初代フィットの問題点「ジャダー」
フィットの中古が安い理由に「ジャダー問題」があります。
これは初代フィット特有の問題ですが、ジャダー現象の起こりやすさが低価格の理由になっています。
ジャダー現象とは、エンジンを始動時や高速走行中にハンドルが不自然な振動したり異音を発したりする現象のこと。
初代フィットだけではなくフォルクスワーゲンの一部モデルでも問題になっていることでも知られています。
初代フィットのジャダー現象は、根本的な解決策がないことから中古車価格に大きな影響を与えています。
フィットの中古車をさらにお得に買う方法!
フィットの中古車は安く買いやすいといえます。
しかし、インターネットで得られる中古車の情報は30%ほどで、残りの70%はプロ向けの非公開情報といわれます。
一般公開されている情報は、手あかがついていることが多く注意が必要。
個人の方でも「ズバット車販売」を利用すれば、中古車のプロ向け情報にアクセスでき、状態の良い中古フィットを紹介してもらえる可能性があります。
なるべく表に出ていない鮮度の高い情報を入手するようにしましょう。
中古フィットを買うのであれば、一般公開されている情報ではなく、まずは非公開車を探されることをおすすめします。
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中古フィットのおすすめの年式
大人気モデル「ホンダ・フィット」ですが、安さだけで飛びつくのは賢明な判断ではないことは理解できたでしょう。
その上でなるべく安く、少しでも問題のないフィットを手に入れたいもの。
フィットの中古車選びでハズレを引かないために、おすすめモデルごとの特徴を踏まえながら見ていくことにしましょう。
中古フィットで旬な3代目モデル
おすすめ度
3代目フィットは、2013年から2020年まで販売されていたモデルで、コンセプトは継承しながらボディなどを新設計にしたことで性能を向上させています。
パワートレーンも先代までの「SOHCエンジン」から「全車DOHCエンジン」にアップグレードし、軽量化と高剛性化を両立しながら静粛性能も向上。
その3代目フィットも前期型の平均相場は100万円を下回ってきて、かなりお買い得感がでてきて狙い目です。
高どまりしていた相場が下がってきたのは4代目フィットの登場の影響ですが、断然おすすめするのはパワフルかつ燃費も良い「ハイブリッドモデル」です。
相場は下がっていても状態の良い中古車はかなり売れていますので、興味があれば早めに確認するとよいでしょう。
まだまだ現役の2代目モデル
おすすめ度
2代目フィットは、2007年から2013年まで販売され、コンスタントに売れ続けた大ヒットモデルです。
初代からキープコンセプトのエクステリアながら、ゆとりある室内空間と使い勝手をさらに向上させています。
3代目フィットと比べると質感などはワンランク下になりますが、日常使いの足として考えれば非常にコスパの高いモデルといえるでしょう。
つまり用途によっては、まだまだ現役を続けられるのが2代目フィットです。
一つ気になる点は、初年度登録から13年経過した車の自動車税等が高くなる「重課」対象になるモデルが増えていることです。
初代モデル以外のチョイスがよい
おすすめ度
フィットの中古車相場が安い最大の理由は、初代フィットが相場全体を押し下げていることによります。
先ほども説明したとおり、初代フィットにはジャダー現象が起こりやすいという欠陥があるため、安く購入できたとしても思いもかけない修理代が発生するかもしれません。
中古車相場を見ていてもほぼ価格のつかない初代フィットを見かけますが、リスクや維持費を考えると避けたほうが無難です。
ホンダ フィットの中古車の相場
ホンダ フィットは、4代目となっていて中古車市場で流通数も多く、分かりにくいかもしれません。
そこで初代モデルから4代目モデルまで、それぞれの特徴を踏まえながら「中古相場」を確認してみましょう。
年式 | 平均相場 | |
初代 | 2001~2007年式 | 27万 |
2代目 | 2007~2013年式 | 35万 |
3代目 | 2013~2020年式 | 95万 |
4代目 | 2020年以降 | 189万 |
【初代フィット】1万円~35万円
初代フィットの中古車価格は、1万円から35万円程度となっており、平均相場は27万円となっています。
プラットフォームにはセンタータンクレイアウトを採用し、コンパクトなボディから想像できない室内空間を実現した革新的なモデルでした。
しかし年式も相当古くなっているうえ、ジャダー現象の問題などもあり、程度の良い中古車はかなり少なくなっています。
【2代目フィット】6万円~108万円
生産終了から10年近く経過した2代目フィットですが、大ヒットモデルだったため中古車も多く流通しています。
価格帯は幅広く6万円程度のものから100万円を超える個体まであり、平均相場は35万円となっています。
基本的に新しめな後年式車が狙い目となりますが、車体の状態によってはそれ以外も考えるほど選択肢は多いモデルです。
【3代目フィット】30万円~270万円
先ほどもオススメした3代目フィットの中古車価格は、30万円から270万円と幅広くなっていますが、平均相場は約95万円となっています。
3代目のフルモデルチェンジを機にDOHCエンジンに切り替わっていることもあり、2代目モデルより上質な走りは特徴的です。
少し前まで高止まりしていた3代目フィットの中古車価格ですが、4代目フィットの中古車が市場に出始めていることからお得感が高まっています。
最近は当たり前になっている予防安全装備は、一部モデルのみの搭載にとどまっているので、自動車保険との兼ね合いでグレードを選択しましょう。
【4代目フィット】96万円~290万円
おすすめ度
2020年2月に投入された4代目フィットは、先代モデルよりさらに基本性能が上がり、充実した装備が特徴です。
ホンダの先進安全装備「Honda SENSING」が標準装備となり、コンパクトカーとしてはクラスの先端をいっているモデルです。
中古車価格も高めのままの推移となっており、平均相場は189万円となっていますので、場合によっては新車の購入も視野に入るでしょう。
4代目フィットに関しては、2020年以降にコンパクトカーを手放す人が増えた傾向の影響か、新しいモデルのわりに中古車の数があります。
購入を検討する場合は、実車の確認や修理歴がないかなどを調べたうえで考えることをオススメします。
フィット中古車のQ&A!ハイブリッドの注意点は?
フィットの中古車を購入しようと考えたときに、ふと「中古車で大丈夫なのか?」と考えないでしょうか。
フィットに限らないことかもしれませんが、フィットの中古車を検討するうえでよくある質問を見ることで、ヒントを探すことにしましょう。
フィット中古でハイブリッドモデルの注意点は?
基本的にはバッテリーの交換状況を確認することが大切です。
フィットハイブリッドに積まれているバッテリーは「IMAバッテリー」と呼ばれ、3代目フィットなどアイドリングストップ装着車のバッテリーは約2年での交換が目安されています。
また、初代や2代目フィットなどの標準車やハイブリッド車の補機バッテリーは約3年ごとの交換が目安となっています。
フィット中古のハイブリッドモデルを購入する場合は、きちんとバッテリー交換がされているか確認しましょう。
バッテリー交換費用は4,500円~30,000円程度かかるため、すぐに自分で対処しなくてもよい車を選ぶのが良いです。
フィットの中古車を買うメリットとデメリットは?
フィットの中古車といっても初代モデルから最新モデルまで、車齢でいうと20年以上の開きがあります。
それを踏まえた上で中古のフィットを買うメリットは、完全にイニシャルコスト、つまり購入による出費を抑えられることです。
新車より車両価格が安い分、自分好みのアクセサリーを追加したり、ワンランク上のグレードを選んだりできます。
しかし中古車ならではのデメリットもあり、前のオーナーの乗り方やメンテナンスの仕方によっては、とんでもないハズレくじを引く可能性はあります。
中古フィットを選ぶ上での注意点は?
フィットの中古車を買う場合は、以下の点に気をつければリスクが大幅に下がります。
- 評判のよい中古販売店で買う
- ディーラー系の認定中古車を選ぶ
- 古い年式のものは避ける
- 保証がしっかりしたものを買う
表示価格だけで中古車選びをして失敗する事例は多く、その多くは販売店選びの過ちだといえます。
中古車とはいえ販売業者のケアによって状態は大きく変わるので、ディーラー系の認定中古車や評判のよい販売店での購入をオススメします。
あとは古い年式を避けて、保証があるものを選べば失敗リスクはなくなりますよ。
フィット中古車が安い理由まとめ
ホンダ フィットの中古車が安い理由、おすすめや狙い目の年式を紹介してきました。
フィットは、代を重ねるたび使いやすさや高性能を維持し続けている、コンパクトモデルのベンチマークといえる存在です。
しかし世代ごとに少しずつ特徴が変わり、固有の魅力や問題点もあるので、フィットの中古車を購入する場合は本記事を見直してください。
この記事を参考にして、少しでも良い中古車のフィットと出会えることをお祈りします。
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