ホンダは、2023年10月25日の「ジャパンモビリティショー2023」において2ドア・スペシャリティスポーツモデル「プレリュード コンセプト(PRELUDE Concept)」を初公開しました。
プレリュード・コンセプトは、2022年4月の四輪電動ビジネス説明会で予告されていたスポーツモデルで、スペシャリティスポーツモデルをより具体化した車両となります。
プレリュードは、1978年から2001年まで生産・販売され、待望の復活ということで世界中から注目されています。
今回は、実車を確認した上で、新型プレリュードの価格や発売日、魅力を解説します。
目次
新型プレリュードの価格・値段はいくらになる?
車種 | 価格 |
新型プレリュード | 400~450万前後 (予想) |
トヨタ86 | 260万円~340万円 |
スバルBRZ | 330万円~ |
トヨタ スープラ | 499万5000円~ |
日産 フェアレディZ | 539万8800円~ |
今回発表されたプレリュードはコンセプトカーのため、価格や値段の発表はありません。
しかし、歴代モデルの価格帯やエンジン、ライバル車の価格を踏まえると、新型プレリュードの価格は400~450万円前後になる公算が高いでしょう。
トヨタ86が260万円~340万円の価格帯で、スバルBRZが330万円~で販売されていることを考えれば、新型プレリュードが同じ市場で競うには、その価格帯に近い設定が必要です。
ただ、新型プレリュードの場合は走行性のみならず、一貫して美麗な外観、豪華な内装をかねそなえ、実際に高級車のような佇まいがあります。
総合的に考えると「86」と「スープラ」の中間の値段が妥当といえます。
新型プレリュードが電動化や高性能エンジンなど先進技術を導入する場合、価格はそれに比例して上がるはずです。
手の届きやすい価格になる公算
なお、プレリュードがかつて若者に支持された要因として、当時の新車価格で180万円台と手の届く価格であった点もポイントです。
このターゲティングを継続するならば、300万円台のエントリーモデルも展開する可能性もあるでしょう。
新型プレリュードの価格設定は、先進技術と手の届く価格、この二つのバランスが問われるポイントになります。
スポーツカー市場の動向とホンダの戦略によって、どのような価格帯で登場するのかが大いに注目されます。
新型プレリュードの発売日はいつ?
新型プレリュードの発売が2025年頃に予定されていますが、具体的な発売日はまだ公表されていません。
ホンダ関係者は「2020年代半ばの市販化に向けて開発を進めている」と語っており、細かなスケジュールは未定となっています。
新型プレリュードの発売は、多くの自動車愛好者や業界関係者、ファンが待ち望むものであり、ニーズに応えるべく「2025年の早い段階」を目標に発表されるでしょう。
プレリュードの歴史の変遷
歴代プレリュードについて少し触れておくと、初代プレリュードは1978年に登場し、スタイリッシュなデザインと優れた走行性能で多くのファンを魅了してきました。
特にバブル時代の1980年代には「デートカー」として一世を風靡しましたが、2ドアクーペ市場の縮小により、2001年に生産が終了しました。
プレリュードは各世代で微妙にコンセプトが変わってはいるものの、一貫して美麗な外観、豪華な内装、そしてスムーズな走行性能を提供してきたという特長があります。
この多面的な魅力により、日本だけでなく世界中で熱烈な支持を受けています。
2025年に販売されると24年ぶりにプレリュードが復活することとなります。
新世代モデルとしての役割も期待され、幅広いユーザーに新たな価値を提供するでしょう。
新型プレリュードのスペックと魅力
ホンダ新型プレリュードのスペックやサイズ情報などは公開されていませんが、走行性能だけでなくテクノロジーと安全性においても妥協のない仕上がりになることは間違いありません。
ボディタイプは、歴代モデルと同様に2ドアクーペスタイルを採用します.
ボディサイズに関しては、全長が4,400mm前後、全幅が1850mm前後と、比較的コンパクトながらもしっかりとしたボディサイズになるでしょう。
これは優れた走行性能と、快適な室内空間を両立させるためのバランスが考慮されているためです。
デザイン
エクステリアデザインは、実車で見てみるとスタイリッシュかつ先進的な印象があり、思わず引き込まれるほどの美しさがありました。
今回発表されたプレリュード コンセプトは、一部でトヨタの新型プリウスに似ているという声もあり、近未来的なデザインでフロントから流れる抑揚のあるボディサイドが非常に魅力的です。
また、クーペ特有のスタイリッシュなルーフデザインも特徴的で、前席の上方から始まり、後方に向かってなめらかに降りていく形状は、古典的ながらも紛れもなくクーペとしての存在感を放ちます。
薄型のヘッドライトと低く抑えられたボンネットを組み合わせたことで、低重心な印象が強調されるでしょう。
低重心なデザインは、走行性能を向上させる可能性が高く、洗練された外観と高い機能性が両立する形となります。
リア部分では連結したテールランプが採用され、先進性と未来感がひと目でわかるデザインとなります。
インテリア
インテリアデザインに関しては現時点で未公開ですが、多くの最新技術が導入される見込みです。
特に高品質な素材の使用や、最新のデジタルメーター、ヘッドアップディスプレイの搭載などは、豪華で先進的な車内空間を創出する要素となるでしょう。
大型のインフォテインメントシステムは、ワイヤレスApple CarPlayとAndroid Autoに対応するとされ、高度なスマートフォン連携が可能となる見込みです。
ホイールベースは2,650mmと長く確保することで、室内の居住空間もゆったりとした雰囲気が感じられるでしょう。
パワーユニットと走行性能
パワーユニットには、ハイブリッドが採用されることが発表されています。
特に注目されるのは、現行シビックにも搭載されている2Lのe:HEVエンジンが使われる可能性が高い点です。
このエンジンは、モーターの最高出力が184馬力、最大トルクが32.1kg-mと、その性能は既に高く評価されています。
しかし、新型プレリュードにおいては、これをさらに上回る性能も期待されるでしょう。
新型プレリュードは「操る喜び」を重要な開発テーマとしているため、エンジンのパワーアップが検討されているはずです。
その他にも、新型プレリュードのホイールベースや最小回転半径、サスペンションのセッティングなども、走行性能に大きく影響を与える要素となります。
特にホイールベースは、ホンダのSUVであるZR-Vと同じプラットフォームを使用する可能性があり、極めて質の高い走行が可能になるでしょう。
安全装備
さらに、新型プレリュードは、安全装備も非常に充実していると予想されます。
特にプレリュードに「ホンダセンシング」が標準装備される点は注目です。
この先進的な安全運転支援システムは、高速画像処理チップとフロントワイドビューカメラにより、高い精度と反応速度での運転支援を可能となります。
また、渋滞時の運転負担を軽減する「トラフィックジャムアシスト」も採用されるとのことで、プレリュードを利便性を一段と高めるでしょう。
これらの高度な安全装備により、新型プレリュードがただ復活するのでなく、安全性においても非常に高いレベルを目指していることがわかります。
ホンダがクーペ市場で再び強い存在感を放つためには、このような安全機能の充実が不可欠でしょう。
全体のまとめ
今回は、ホンダ新型プレリュードの価格や発売日、スペックを解説しました。
実際に見た感想としては息を飲むような美しさが感じられる車です。
日本復活においては、あらゆる面でパワーアップし、大いなる魅力をたずさえて再登場することになるでしょう。
車名 | プレリュード |
価格 | 400~450万円前後(予想) |
発売日 | 2025年の見込み |
サイズ | 全長 4400mm×全幅 1850mm前後 |
パワートレイン | 2L e:HEV エンジン |
エクステリア | 低重心デザイン 薄型ヘッドライト |
インテリア | 高品質素材 デジタルメーター ヘッドアップディスプレイ |
安全システム | ホンダセンシング標準装備 |
カーボンニュートラルの実現や先進の自動運転技術が進展する中で、新型プレリュードは「操る喜び」を忘れないモデルとして登場します。
この極めて期待される新型車は、SNS上でも高い歓迎と喜びで迎えられており、特に旧型プレリュードに親しんだ世代からは、「プレリュード復活は激アツ」「かっこいい!」などデザインや機能に対する賛辞が多数寄せられています。
詳細なスペックやその他の装備については公開され次第、本ページも更新していきます。
新型プレリュードがどのようなクーペとして市場に登場するのか、その全貌が明らかになる日を楽しみにしましょう。