スズキのインド子会社であり、インド最大の乗用車メーカーであるマルチ・スズキが2023年10月11日に新型ジムニー5ドアの輸出開始を発表しました。
この発表を受け、日本国内では「ジムニーノマド」として2025年1月中に発表と受注開始、4月より正式販売される見通しです。
そこでこの記事では、ジムニーノマドの予約開始日や発売日、そして気になる価格について、販売店への取材を通して現時点で判明している情報をお届けします。
ジムニーノマドの購入を検討されている方はもちろん、ジムニーファンの方も必見の内容です。
リアルタイムで情報が更新されてるため「プリズムアップ」で検索し、小まめにチェックしてください。
※本記事の情報は非公式のものであり、正確性を保証するものではありません。
目次
ジムニーノマド(ジムニー5ドア)の価格はいくら?
もっとも気になるジムニーノマド(ジムニー5ドア)の価格について、競合車と比較したうえご紹介します。
車種 | 価格帯(税込) |
ジムニーノマド | 275万円 |
ジムニーシエラ | 196万円~218万円 |
トヨタ ヤリスクロス | 190万円~315万円 |
トヨタ ライズ | 180万円~244万円 |
マツダ CX-3 | 227万円~343万円 |
ホンダ ヴェゼル | 264万円~377万円 |
販売店情報によると、新型ジムニーノマドの値段は275万円となっており、1グレードのみの展開となります。ジムニーシエラから59万円の値上げとなりました。
乗り出し価格は、車両本体価格に加えて、税金・保険料、登録費用などの諸費用がかかるため、300万円以上になると考えられます。具体的な諸費用は地域やディーラーによって異なるため、詳しくは各ディーラーで確認しましょう。
値段の背景
まず、3ドアのジムニーシエラは、ベーシックグレードの「JL」と、LEDヘッドライトやアルミホイール、スズキセーフティサポートなどの安全装備が充実した上級グレード「JC」という2つのバージョンが存在します。
一方、5ドアのジムニーノマドは、現時点では上級グレード相当のみの展開となることが判明しています。LEDヘッドライトやアルミホイールといった装備は標準装備となるため、装備面ではシエラJCと同等と言えるでしょう。
ジムニーシエラJCの価格は218万円ですが、ジムニーノマドはシエラに比べて、ホイールベースの延長による居住空間の拡大、5ドア化による利便性の向上など、あらゆる面でスケールアップしたことを反映し、価格が上昇しました。
さらに、海外生産車を日本国内で販売するための輸入コストに加え、日本の安全基準や排ガス規制に適合させるための対応費用などが価格に反映されています。
また、ジムニーノマドは、より高価格帯のオフロードSUVも競合として視野に入ってくるため、これらの車種と比較すると、ノマドの価格帯は依然として魅力的な範囲に収まっていると言えるでしょう。
このように、ジムニーノマドはシエラから進化を遂げていることを考慮すると、275万円という価格は妥当な範囲内であると考えられます。
ジムニーノマドは価格が安いと注文が殺到し、納車が遅れる恐れがあります。
300万円は切っており絶妙な価格設定といえます。
ジムニーノマド(ジムニー5ドア)の発売日はいつ?
ジムニー5ドアの日本での発売日がファンから熱く期待されていますが、現状では、正式な発売日はスズキから発表されていません。
筆者が販売店から得た情報としては、2025年1月末に発表・受付開始、4月に正式販売開始予定となっています。ただ、確定的ではなく変動する可能性はあります。
事前案内は開始されており、ジムニーシエラを注文している方の場合はジムニーノマドに切り替えも可能とのこと。
スズキディーラーからの話によれば、現行ジムニーシエラの納期が短縮しているということで、ジムニーノマドも比較的早い発売となりました。
ノマドの納期については「ジムニーノマド納期最新情報」で解説しています。
ジムニー5ドアは、すでに購入を希望する声が増えているため、契約したい方は早めに販売店に問い合わせましょう。
予約はスズキのディーラー通じて行われますので、「予約受付は可能か」ディーラーに確認しましょう。
ジムニーノマド(ジムニー5ドア)の予約に関する質問と回答
ここではジムニーノマド(ジムニー5ドア)の予約に関してよくある質問と回答をまとめました。
ジムニーノマドの予約状況は?
ジムニーノマドの受付開始が2025年1月、販売予定日は2025年4月となっており、すでに一部で案内が開始されています。
そのため予約をしたい場合は、あらかじめ販売店に「予約受付をしてもらえるか?」確認しておきましょう。
店頭で「予約受付」といった大々的な告知をすることはないためご注意ください。
予約開始の日程が決まり次第、販売店から予約開始の連絡が入るはこびとなります。
ジムニーノマドの予約に必要なものは?
ジムニー5ドアの予約時には、以下の情報や準備が必要となります。事前に準備しておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。
個人情報
氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの基本的な個人情報の他に、運転免許証、実印と印鑑証明書が必要(デジタルサイン不可の場合)なことがあります。事前に準備しておきましょう。
支払い方法
一括支払い、ローン払い、残価支払いなど、様々な支払い方法があります。自分に合った支払い方法を選べるように、事前に情報収集しておきましょう。
トランスミッション・カラー・オプション
トランスミッション、ボディカラー、オプション装備などを選択する必要があります。
(グレードは1グレード展開で選択は不要)
ディーラーにカタログがない場合も、希望のカラー、オプションをイメージしておくと、スムーズに商談を進めることができます。
申し込み金
販売店によっては予約時に申し込み金が必要になる場合があります。申し込み金の金額や支払い方法、キャンセルした場合の返金について、事前に確認しておきましょう。
ジムニーノマドの予約キャンセルルールは?
一般的には予約キャンセルは無料で問題なく可能です。
ただ、悪戯をふせぐために、5~15万円ほどの申し込み金を用意し、予約をキャンセルすれば戻り、購入するのであれば総支払額の一部に充当されることが多いでしょう。
今のうちから無理のない範囲で、準備をととのえておきましょう。
スズキ新型ジムニーノマド(ジムニー5ドア)のスペックと魅力
サイズ | 全長3,985mm 全幅1,645mm 全高1,720mm |
ホイールベース | 2,590mm |
最低地上高 | 205mm |
エンジンスペック | 直列4気筒1.5L デュアルジェットエンジン |
最高出力 | 75kW(102ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 130Nm(13.3kgm)/4,000rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 4AT・5MT |
スズキ新型ジムニーノマドは、別名「5ドア」のとおり5つのドアを持つ新モデルです。
後席には、乗降性を考慮した専用設計のリヤシートが採用され、足元空間も拡大。長時間の乗車でも快適に過ごせるようなサイズ設計になりました。
国内販売では、グレードは1グレードのみで、ATとMTの2つのトランスミッションから選択可能です。カラーは、従来のジムニーシエラのラインナップからグレーが廃止され、新たブルーとレッド(2トーン)を含む全6色展開となります。
外観・サイズ
外観は従来ジムニーと同じですが、サイズアップしたことで存在感が増しています。
5ドアモデルの最大の魅力は、ホイールベースが通常モデルに比べて340mm延長された2,590mm、全長も435mm伸ばされた3,985mmというサイズです。
詳細なサイズは「ジムニーノマド(5ドア)サイズ比較」もご確認ください。
よりゆとりのある室内空間を実現し、リアクォーターパネルとサイドウィンドウのデザインは、5ドアモデルならではのものとなります。
最低地上高は210mm、アプローチアングル36度、ディパーチャーアングル50度、そしてブレークオーバーアングル24度とオフロード走行に欠かせないスペックも完備します。
カラーラインナップは以下のとおりです。
名称 | 色 |
アークティックホワイトパール | 白 |
ブルーイッシュブラックパール4 | 黒 |
ジャングルグリーンⅡ | 緑 |
セレクティアルブルーパール | 青 |
シフォンアイボリー× ブルーイッシュブラックパール4 |
黄 黒 |
シズリングレッドメタリック× ブルーイッシュブラックパール4 |
赤 黒 |
※2トーンはルーフ部分が黒(ブラック)となります。
インテリア
インテリアも目を引く仕様となっており、先進的なテクノロジーと快適性が融合したインテリアが驚きをもって迎えてくれます。
特に注目すべきは、スズキのSmartPlay Pro+システムを搭載した9インチのディスプレイオーディオです。
この大型ディスプレイは、ナビゲーションやエンターテインメントの情報を一目で確認できるだけでなく、操作性も向上しています。
サウンドシステムには、高品質な音響を実現する「Arkamys」が採用され、ドライブ中の音楽やラジオをよりクリアで豊かなサウンドで楽しめます。
室内空間は5ドアになることで、後席もふくめた居住空間がゆっとりとし、家族を乗せたり日常使いもしやすくなっています。
注意点としてはフルフラットにはならないため、車中泊をする際は工夫が必要です。
また、クルーズコントロールが標準装備となり、長距離の運転でも疲れにくく、安定したスピードでロングドライブができるでしょう。
エンジン
エンジンには、信頼性とパフォーマンスを併せ持った「直列4気筒1.5L DOHCVVT デュアルジェットエンジン(K158型)」が搭載。
最高出力75kW(102ps)、最大トルク130Nmを発揮し、市街地や一般的な高速道路での走行、坂道や急な加速にも問題なく対応できるレベルです。
トランスミッションは4ATおよび5MTの2つが用意されており、ドライバーの好みや運転シーンに応じた選択が可能です。
安全面
安全面においても、全6つのエアバッグをはじめヒルホールドアシストや、ヒルディセントコントロールなどのアシスタンス機能を備え、オフロード時の安全性を高めています。
また、リアビューカメラが装備されているため、駐車やバック時の安全性もアップしました。
ABSは、緊急時のブレーキ性能を向上させ、安全なドライブをサポートしてくれます。
安全装備も充実することで、ジムニー5ドアは都市部での日常使用から、過酷なオフロードまで、あらゆるシーンでの安全と快適性を約束してくれます。
ジムニーノマド(ジムニー5ドア)の予約・発売日・価格まとめ
あらためてジムニーノマド(ジムニー5ドア)の予約・発売日・価格をまとめました。
価格 | 275万円(税込) |
予約開始 | 2025年1月 |
正式販売日 | 2025年4月 |
スペック | 全長3,985mm×全幅1,645mm×全高1,720mm ホイールベース: 2,590mm エンジン: 1.5L 4気筒 最高出力: 75kW トランスミッション: 4AT/ 5MT |
インテリア・装備 | 9インチディスプレイ Arkamysサウンド 6エアバッグ 各種アシスト&コントロール機能 ABS |
今回は、新型ジムニーノマドについて購入検討時に必要な情報を紹介しました。
ジムニー5ドアになって、デザイン性や利便性が増し、スズキが長い歴史の中で築き上げてきた集大成となります。
ジムニーノマドが市場に登場すれば、その特長から間違いなく人気の車種となるはずです。
正式な発売日や価格はリアルタイムで更新しているので、本ページを参考にしてみて下さい。
多くの期待を寄せられているジムニー5ドアですが、購入を検討している方はこまめにディーラーや販売店に問い合わせ、チェックしておきましょう。