スズキの子会社であり、インド最大の乗用車メーカーであるマルチ・スズキが2023年10月11日に新型ジムニー5ドアの輸出を開始するとの発表をしました。
新型ジムニー5ドアの日本国内での販売について正式なアナウンスをしていませんが、日本国内での発売に向けての動きが本格化しています。
スズキは新型ジムニー5ドアに関して、国土交通省からの新たな型式指定の取得や、特許庁に意匠登録も行い、いよいよ日本での販売に向けてステップを進めていることが伺えます。
そこで今回は、新型ジムニー5ドアの価格や発売日、魅力を解説します。
スズキ新型ジムニー5ドアの価格はいくらになる?
車種 | 価格帯 |
新型ジムニー5ドア | 230万円前後(予想) |
ジムニーシエラ | 198万5500円~208万4500円 |
トヨタ ヤリスクロス | 189万9000円~275万円 |
トヨタ ライズ | 171万7000円~233万8000円 |
マツダ CX-3 | 227万9000円~ |
ホンダ ヴェゼル | 239万9000円~ |
新型ジムニー5ドアの正式な価格は発表されていませんが、既存モデルと市場全体のバランスを踏まえるとおおよそ230万円前後と予想できます。
価格の根拠
まず、3ドアのジムニーシエラは、現在「JL」および上級グレードの「JC」という2つのバージョンが存在します。
「JC」グレードにはLEDヘッドライトやアルミホイールが標準装備されており、新たに登場する5ドアモデルも同等の装備となるでしょう。
このジムニーシエラJCの価格は198万円~ですが、ジムニー5ドアはシエラに比べて、あらゆる面でスケールアップしており30万円以上は高くなるでしょう。
市場において競合となる車種の価格を見ると、トヨタのヤリスクロスは189万~275万円、トヨタライズは171万~233万円です。
さらにワンランクサイズが上の競合車の価格が230万円~となっています。
市場全体のバランスをみるとジムニー5の価格は230万円前後が妥当となります。
スズキ新型ジムニー5ドアの予約・発売日はいつ?
ジムニー5ドアの日本での発売日がファンから熱く期待されていますが、現状では、正式な発売日はスズキから発表されていません。
しかし、ジムニーシエラの納期の遅れやすでにインドで販売している状況を考慮すれば早くても2024年春以降に日本での発売が正式に発表され、予約開始という流れになるでしょう。
スズキディーラーからの最新情報によれば、ジムニーシエラの納期は1年以上で納期が短縮されるのを待つのが妥当との見方があるようです。
具体的には、ジムニーシエラの納期が半年程度に短縮されることが2024年の春以降と予想され、それに伴い、ジムニー5ドアの国内発売も現実味を帯びてくるでしょう。
インドから日本への輸出計画
さらに興味深いのは、インドからのジムニー5ドアの日本への輸出計画の存在も囁かれていることです。
日本国特許庁での新型ジムニーの意匠登録も確認され、これによりスズキが日本での発売に向けた準備を着々と進めていることが伺えます。
これらの動きを踏まえ、2024年春以降には「ジムニー5ドア」の日本での公式発表、そして受注のスタートが切られるとの予想が強まっています。
スズキ新型ジムニー5ドアのスペックと魅力
サイズ | 全長3,985mm×全幅1,645mm×全高1,720mm |
ホイールベース | 2,590mm |
最低地上高 | 205mm |
エンジンスペック | 直列4気筒1.5L デュアルジェットエンジン |
最高出力 | 75kW(102ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 130Nm(13.3kgm)/4,000rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 4AT・5MT |
スズキ新型ジムニー5ドアは、その名の通り5つのドアを持つ新設計モデルです。
後席には専用設計のリヤシートと独自の内装が施され、日常からアクティブなシーンまで幅広いライフスタイルを満たすための洗練されたデザインや機能が充実しています。
外観・サイズ
外観は従来ジムニーとほぼ同じですが、サイズアップしたことで存在感が増しています。
5ドアモデルの最大の魅力は、ホイールベースが通常モデルに比べて340mm延長された2,590mm、全長も435mm伸ばされた3,985mmというサイズです。
これにより、よりゆとりのある室内空間を実現し、リアクォーターパネルとサイドウィンドウのデザインは、5ドアモデルならではのものとなっています。
最低地上高は210mmとし、アプローチアングル36度、ディパーチャーアングル50度、そしてブレークオーバーアングル24度とオフロード走行に欠かせないスペックをほこります。
車両の頑丈さとオフロード性能を備え、5ドアサイズになることで快適性も向上しています。
インテリア
インテリアも目を引く仕様となっており、先進的なテクノロジーと快適性が融合したインテリアが驚きをもって迎えてくれます。
特に注目すべきは、スズキのSmartPlay Pro+システムを搭載した9インチのディスプレイオーディオです。
この大型ディスプレイは、ナビゲーションやエンターテインメントの情報を一目で確認できるだけでなく、操作性も向上しています。
サウンドシステムには、高品質な音響を実現する「Arkamys」が採用され、ドライブ中の音楽やラジオをよりクリアで豊かなサウンドで楽しめます。
室内空間は5ドアになることで、後席もふくめた居住空間がゆっとりとし、家族を乗せたり日常使いもしやすくなっています。
また、クルーズコントロールが標準装備となり、長距離の運転でも疲れにくく、安定したスピードでロングドライブができるでしょう。
エンジン
エンジンには、信頼性とパフォーマンスを併せ持った「直列4気筒1.5L DOHCVVT デュアルジェットエンジン(K158型)」が搭載。
最高出力75kW(102ps)、最大トルク130Nmを発揮し、市街地や一般的な高速道路での走行、坂道や急な加速にも問題なく対応できるレベルです。
トランスミッションは4ATおよび5MTの2つが用意されており、ドライバーの好みや運転シーンに応じた選択が可能です。
安全面
安全面においても、全6つのエアバッグをはじめヒルホールドアシストや、ヒルディセントコントロールなどのアシスタンス機能を備え、オフロード時の安全性を高めています。
また、リアビューカメラが装備されているため、駐車やバック時の安全性もアップしました。
ABSは、緊急時のブレーキ性能を向上させ、安全なドライブをサポートしてくれます。
安全装備も充実することで、ジムニー5ドアは都市部での日常使用から、過酷なオフロードまで、あらゆるシーンでの安全と快適性を約束してくれます。
スズキ新型ジムニー5ドアの最新情報まとめ
あらためて最新情報をまとめました。
詳細 | 情報 |
価格予想 | 240万円前後 |
発売日 | 早くても2024年春以降 |
スペック | 全長3,985mm×全幅1,645mm×全高1,720mm ホイールベース: 2,590mm エンジン: 1.5L 4気筒 最高出力: 75kW トランスミッション: 4AT/ 5MT |
インテリア・装備 | 9インチディスプレイ Arkamysサウンド 6エアバッグ 各種アシスト&コントロール機能 リアカメラ ABS |
今回は、新型ジムニー5ドアの価格や発売日、魅力について解説しました。
新型ジムニー5ドアは、デザイン性や利便性が増し、スズキが長い歴史の中で築き上げてきた集大成といえるでしょう。
ジムニー5ドアが市場に登場すれば、その特長から間違いなく人気の車種となるはずです。
具体的な発売日や価格は公式の発表を待つ状態ですが、本ページを参考にしてみて下さい。
多くの期待を寄せられている新型ジムニー5ドアですが、購入を検討している方はこまめにディーラーや販売店に問い合わせたり、足を運び最新情報をチェックしておきましょう。