2023年6月5日、イタリアのミラノで開催されたイベントで、レクサスは新たなコンパクトSUVである「LBX」を披露しました。
レクサスLBXは、現行モデルで最も小さいSUV「UX」をさらにコンパクトにしたモデルですが、コンパクトボディに見合わない存在感と高級感を持っています。
本記事では、新型レクサスLBXの価格や発売日、デザイン、スペックなど最新情報をまとめて紹介します。
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目次
レクサスLBXの発売日はいつ?販売方法は?
レクサスLBXの発売日は2023年11月9日で、1.5Lハイブリッド車の発表と受注が開始。2024年度中に1.6Lターボ車が追加販売される見通しです。
グレードは「リラックス」「クール」「ビズポーク(オーダーメイド車)」の3つが先行して発売され、廉価グレードの「エレガント」は2024年10月発売となります。
2022年にレクサスが抽選販売した「RX」モデルと同じく、「LBX」も生産台数の都合により一部抽選販売を採用しています。
既に一部受注停止するところもあり、まずは契約できるかお近くの販売店にたずねてみましょう。
レクサスLBXの価格とグレード詳細
LBXの価格は先行発売グレードの「リラックス」「クール」が460万円からとなり、2024年10月発売のエントリーモデルの「えれがんと」が420万円からとなります。
グレード別の価格と詳細
レクサスLBXでは5つの世界観を表現した異なるグレードを用意し、内装・インテリア・装備がことなります。さらに内装を自由にオーダーメイドできる「Bespoke Build(ビスポーク・ビルド)」グレードも用意。
LBXの価格と詳細は以下のとおりです。
価格 | ポイント | |
COOL | 460万円~ | ・モノトーン1色とツートーン5色(外装) ・ブラック色(内装) ・本革とウルトラスエードのコンビ ・遊び心のあるステッチと刺繍 ・ウェイパワーシート(運転席のみ) ・LBXを象徴するプレミアム内装 |
RELAX | 460万円~ | ・モノトーン6色展開(外装) ・ブラウン色(内装) ・セミアリニン本革シート ・トリム表皮 ・8ウェイパワーシート(運転席のみ) ・ハイラグジュアリーな仕上り |
ACTIVE | 430万円~ (未発売) |
・ブラック色(内装) ・合成皮革の表皮 ・レッドの刺繍 ・スポーティーな仕上り |
ELEGANT | 420万円~ | ・ホワイト or 薄紫色(内装) ・廉価グレード ・サテン縫いの刺繍 ・女性的で温かみのある印象 |
URBAN | 390万円~ (未発売) |
・ダークグレー色(内装) ・ファブリックのシート表皮 ・シンプルでクールな印象 |
ビスポーク | 550万円~ | ・モノトーン9色とツートーン8色(外装) ・内装は自由な組み合わせが可能 ・8ウェイパワーシート(運転席のみ) ・レクサスチームメイト標準装備 |
注意ポイント
※4WD選択では26万円プラス。
※ビスポークは限定販売。
価格帯は390万円~460万円が想定され、国内では「クール」「リラックス」「ビズポーク」が先行発売され、追加で「エレガント」が発売されています。
海外の高級コンパクトSUVと比較すると、アウディのQ2スタンダードグレードが417万円、メルセデス・ベンツのGLAスタンダードグレードが573万円、BMWのX1基本グレードのxDrive20iが586万円です。
輸入車と比べると、レクサスLBXは、その価格帯と性能を考慮するとコストパフォーマンスが高いSUVといえます。
レクサスLBXの魅力を解説
レクサスLBXという車種名は、Lexus Breakthrough X-over(レクサスの革新的なクロスオーバー)の頭文字から由来しており、今までの高級車の概念を覆すことを目的とした1台となっています。
その目的を達成するために、LBXは多くの革新的な技術や特徴をもちます。
まずLBXを見ると、何よりもコンパクトなボディサイズが印象的です。
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レクサス現行モデルであるコンパクトSUV「UX」よりも一回り小さいボディで、レクサスとしては史上最小のモデルとなります。
レクサス専用のTNGAプラットフォーム「GA-B」 を採用し、高い剛性と軽量性を持つ低重心のボディ構造により、バランスの最適化を実現。
ボディサイズは、トヨタの「ヤリスクロス」と同じですが、LBXは全幅とホイールベースがヤリスクロスよりも大きい専用設計のため、レクサスの高級感とパフォーマンスを兼ね備えています。
また、新開発のハイブリッドシステムと最新の安全技術「LEXUS Safety System+」、そして先進の運転支援機能「LEXUS Teammate」など、高級車らしい快適性と静粛性に重点を置いた機能を盛りこんでいます。
さらに特筆すべきは、「Bespoke Build(ビスポーク・ビルド)」と名付けられたオーダーメイドシステムを採用し、内装色やシート素材等約33万通りのカスタマイズが可能となり、1台1台が個々のに合わせた特別な1台にできる点。
ボディカラーは新色が3つ追加され、シルバーとブラックの中間色であるアストログレーメタリック、目を引く鮮烈なイエローであるパッショネイトイエロー、深い青が印象的なディープアズールメタリックとなります。
一色仕上げのモノトーンカラーは、ブラックマイカ、シルバーメタリック、ソニックカッパー、ソニッククォーツ、ソニッククロム、アストログレーメタリック、レッドスピネル、パッショネイトイエロー、ディープアズールマイカメタリックの9色が用意されています。
さらに、2色組み合わせのバイトーンカラーもレクサス史上最多となる8色設定で、新色と人気色を含む合計17色からLBXのカラーを選ぶことが可能です。
これらの特徴から、LBXは単なるコンパクトSUVではなく、「先進性と独自性を融合した、革新的なプレミアムコンパクトSUV」と位置づけられます。
レクサスLBXのエクステリアと内装
LBXは、コンパクトながらも存在感のある外装と高品質な内装で、日常使いに最適なSUVとして設計されています。
特徴的な新フロントフェイスには「ユニファイドスピンドル」を採用し、スタイリッシュさが強調され、ダイナミックなプロポーションが生まれています。
ヘッドライトは単眼LEDで、これまでの三眼LEDデザインから一新されたスタイルを示しています。
サイドのデザインはSUVらしい強調されたタイヤフェンダーで、無塗装樹脂プラスチックを用いたフロントバンパーなどの好みは分かれるかもしれません。
リヤデザインは、左右のランプを一文字につなげることでレクサスNXやUXとの共通性を持たせています。
内装はプレミアムコンパクトに相応しい質感にこだわり、運転席とクルマの一体感を楽しむことができる空間が演出されています。
ドアの内張りと一体化したインパネが、乗員を包み込むようなデザインになっていて、贅沢さを抑えつつもリラックスできる雰囲気を醸し出しています。
中央には9.8インチのタッチディスプレイを搭載し、各種情報を確認することが可能で、ATレバーはレクサス NXと似たタイプで、操作性に優れます。
運転メーターはレクサス初のフルデジタルカラーTFTメーターとなり、先進的な雰囲気を醸し出しています。
外装も内装もレクサスにふさわしい質感と機能性をそなえていると言えます。
レクサスLBXのサイズ
もっとも注目されているLBXのボディサイズは以下のとおりです。
全長 | 4,190mm |
全幅 | 1,825mm |
全高 | 1,560mm |
ホイールベース | 2,580mm |
最小回転半径 | 5.2m |
タイヤサイズ | 225/60R17 225/55R18 |
(参照:レクサス LBX公式サイトより)
LBXのボディサイズは、全長が4,190mm、全幅が1,825mm、そして全高が1,560mmとなります。
一番小さいモデルだったレクサスUXと比較すると、LBXの全長はおおよそ300mm短く、全幅はわずかに15mm狭くなっています。
さらに、ホイールベースは新型LBXで2,580mm、UXで2,640mmと、LBXの方が60mm短い設計となっています。
しかし、全幅の違いは15mmしかなく、最小回転半径はLBXとUXともに5.2mと同等です。
つまりLBXのサイズはコンパクトでありながらも、存在感が感じられる作りになっています。
LBXの注目スペック
LBXのパワーユニットはハイブリッドのみで、基本構成はヤリスクロスハイブリッドと同じ3気筒1.5Lエンジンですが、高出力のバイポーラ型ニッケル水素バッテリーを使用し、トヨタ「アクア」に搭載されたニッケル水素電池と比べて約2倍の出力をほこります。
燃費についてはWLTCモードで26.2~27.7キロリッターの高燃費を達成。
駆動方式は2WDと4WDが選択可能で、サスペンションは前輪がストラット、後輪が2WDの場合トーションビーム、4WDの場合ダブルウイッシュボーンを採用しています。
ヤリスクロスと共通性があるものの、LBXではリヤゲートやサスペンションの取り付け部分など剛性を重視した設計が行われ、走行安定性や静粛性が向上しています。
その結果、LBXはコンパクトサイズながらレクサスブランドらしい高級感と品質を感じさせてくれます。
レクサスLBXの最新情報まとめ
レクサスLBXは一言でいうと、デザインの先進性やコストパフォーマンスの高さなど、あらゆる要素を満たすSUVです。
コンパクトながらもレクサスらしい存在感とパワーに優れ、あらゆる世代にとって理想的な一台となり得ます。
追加情報についてはこのページでも随時更新していきますので、いち早く情報をキャッチしていきましょう。