早ければ2025年春頃にフルモデルチェンジが行われる日産キックス。
デザイン・プラットフォームが大幅に進化し、個人的に大注目している一台です。
日本では第二世代のe-POWER専用モデルとなり、あらゆる面で最先端となるでしょう。
この記事では、日産キックスのフルモデルチェンジ情報、納期情報をまとめました。
目次
日産キックスのフルモデルチェンジ2025年の概要
日産新型キックスですが、海外ではテスト車両の目撃情報が多く、2024年3月23日には世界初公開されました。
フルモデルチェンジ後のキックスの気になる点を見ていきましょう。
エクステリアデザインはどう変わる?
フロントは、ノート・オーラやセレナで採用される「Vモーションフェイス」から進化し、水平ラインが特徴的なグリルと、台形のフレームを採用しています。
これまでにない斬新なデザインで、グリルとヘッドライトが一体化した上質感のあるデザインが特徴です。
カラー展開はモノトーンが1色、2トーンが7色の全8色がラインナップ。
全長と全高は約20mm、全幅が約5mm拡大され、若干サイズアップされる見込みです。
ボディのサイズアップに伴い、両サイドの張り出しが大きく力強いスタイルになり、見た目の存在感も増すでしょう。
エクステリアはスケール感と上質感が増して、魅力が一段と高まっています。
先進的なインテリアへ変身
従来キックスのインテリアは、ライバルのホンダ・ヴェゼルやマツダ・CX-30と比べ見劣りすると言われていました。
しかしフルモデルチェンジ後の新型キックスでは、「電動車」を意識させるような先進的なインテリアへ進化する見込みです。
高級モデルとして2021年6月に発売されたノート・オーラが基準となり、最新のデジタルメータークラスターを採用し、近未来的なインテリアに生まれ変わります。
ダッシュボードやセンターコンソールのレイアウトも変更が加わり、インテリアの質感はかなり上がるでしょう。
インテリアの変更は、ライバルSUVへ対抗する意味合いと、高級感を出したノートオーラの販売が好調なことが理由です。
走り・パワートレーン
(出典元:Nissan USA)
フルモデルチェンジ後の新型キックスは、引き続き1.2リッターエンジンで発電しモーターで駆動する「e-POWER」を採用します。
このe-POWERを最大限生かすべく、旧世代のプラットフォームを廃止し、次世代上級プラットフォーム】の「CMF-B」が採用される見込みです。
ボディ剛性は30%上がり静粛性。操縦安定性が増し、ステアリング回りの剛性は90%向上するため車両の反応が正確になり、ドライバーの意図通りに車両を操ることができます。
また第二世代e-POWERは、モデルによってモーター出力やバッテリー容量を変えているため、新型キックスは力強い走りが期待できそうです。
「旧世代の走り」という印象のあったキックスですが、フルモデルチェンジ後は走行性も大幅に高まり、日本市場で存在感を示すことになるでしょう。
新型キックスはデザイン、パワートレインともに大幅な進化が見られ、コンパクトSUVの購入を検討する人は今から要注目です。
新型キックスの価格は?
現時点で予想される新型キックスの価格帯は、310万円~400万円となります。
フルモデルチェンジ後の新型キックスは、かなり質感などが高まることや、原材料費の高騰を考えると、価格も上がることは確実です。
2023年4月に20万円以上の一律値上げを行っていますが、フルモデルチェンジ後にはベースグレードで300万円を超えてくるでしょう。
以上のことからベースグレードで310万円~、最上級グレードで400万円程度が想定されます。
日産キックスのフルモデルチェンジはいつ?
キックスのフルモデルチェンジですが、早ければ2025年の春頃に行われる見込みです。
すでにテスト車両も目撃されていて、一昔前ならテスト車両を用いた試験は1年ほど必要でしたが、現在はコンピューターによるシミュレーション技術が進歩し、実車テストの期間も短くなりました。
旧型キックスも2022年7月にマイナーチェンジが実施されており、一般的に2年といわれるマイナーチェンジのタイミングを考えても、新型キックスのデビュー時期は近いでしょう。
日産キックスは、日本での販売こそ2020年6月と比較的最近ですが、モデル自体は2016年8月から販売されています。
グローバル市場でみると販売開始から7年以上経過したモデルです。
モデルライフからも、いつフルモデルチェンジしても不思議ではありません。
納期は遅い?キックスの納期最新情報
一時期オーダーストップになっていた日産キックスの納期はどうなっているのでしょうか?
ここからは、キックスの納期に関する最新情報を確認することにします。
キックスの納期の現状
- キックスの納期 3~5ヶ月
最新の納期を調査すると、地域やキックスのグレードによって差がありますが、概ね3~5ヶ月となっています。
これは日産が公表している「工場出荷時期目途」の3~4ヶ月程度という期間とも一致しており、最長でも5ヶ月程度と考えて問題ないでしょう。
日産キックスは、受注に対して生産が追い付かなかったことから、2023年1月10日に受注停止をしていました。
それが2023年4月の値上げに合わせてオーダーを再開しましたが、受注再開当初は8ヶ月と案内されていた納期も、すぐに短縮しています。
キックスの生産に関しては、日産のメキシコ工場で金型が盗まれるというトラブルがあったようです。
メキシコで日産の新型キックスの金型が車両ごと盗難にあったらしい。多分車両が目的なんだろうけど金型が戻ってこなかったら5ヶ月くらい納期が遅れるとか。一度作っている物とはいえ、金型屋は急かされるだろうなぁ…
— メソたん?? (@cam_dq10) September 5, 2023
ただ、日本で販売されているキックスは、日産のタイ工場で生産されたモデルなので、幸い影響は出ていません。
キックスの販売状況
現行型キックスの納期は3~5ヶ月と分かりましたが、最近の販売状況を合わせて確認することで、バックオーダーの数も分かります。
キックスは2023年7月以降から長らく生産台数が安定しており、月間1,500台前後で推移しています。
徐々に納期が短縮されているため、直近のバックオーダーも溜まっていません。
今後は、トラブルでもなければ更に納期短縮が期待できそうです。
日産キックスの納車に関する口コミ
日産キックスの納車状況は、2023年7月頃以降に大幅に改善しています。
ここでは最新の事例も含めて納車状況を確認してみましょう。
納期が早まる
受注再開後にオーダーされた方は、納期が予定より早まるケースが多くなっています。
キックスは一時期納期が長かったのに、現在はかなり改善されてきていますね。
まじか、、、
キックス11月納車に早まったぁ1月だと思ってたから助かる
楽しみ— ありっぴ (@alitya_0831) September 16, 2023
このように、注文時にディーラーから伝えられていた納期より2ヶ月も短縮になる事例が多く、生産遅れが解消されていることが分かります。
旧型とフルモデルチェンジ後はどちらが良いか
日産キックスのフルモデルチェンジですが、この時期に頭を悩ますのが「新型まで待つかどうか」ということです。
明らかに値段は高くなるが、デザインや機能の進化も確かなことから、難しい選択肢かもしれません。
キックスのフルモデルチェンジは仕上りが期待できそうで、カローラクロスやヴェゼルの良い対抗馬となりそう。
そうそう、トヨタやホンダは高い車だけだった。
日産は安全装備なんかは、高い安い関係なく設定してるから、軽自動車でも搭載してる。
無い車種も僅かにあるけどね。タイで生産してるキックスとか。— 新坂秀敏 (@niisaka) December 2, 2023
このように、現行型キックスは2016年にデビューしたモデルのため、安全装備など少し見劣りする部分があります。
もし待てるなら、フルモデルチェンジを待って購入するのが良さそうです。
ただ、モデル末期になると値引きも期待できるため、大幅に値引きが出そうであれば現行型を購入するのも一つの手でしょう。
キックス 納期・フルモデルチェンジ情報のまとめ
あらためて納期とフルモデルチェンジ情報についてポイントをまとめました。
- 2025年の春頃にフルモデルチェンジが見込まれる
- 見た目・インテリア・パワートレインが大幅に進化
- 次世代プラットフォームの採用で走りの質が向上
- サイズは若干サイズアップされる見込み
- 最新納期は3~5ヶ月程度
- 納車までの期間は早まっている
フルモデルチェンジによって商品力が大幅に増すことから、キックスは非常に注目の一台と言えます。
旧世代の印象もありましたが、劇的に変わるでしょう。
フルモデルチェンジの時期は過去の事例を踏まえると2024年夏頃となりますが、2025年という噂もあり、もう少し待つ必要があります。
納期については生産状況が改善されたことで早まってきています。
どのタイミングで購入するか迷うところですが、最新情報はリアルタイムで更新していきますので、本ページを一つの参考にしてください。