日産セレナはミニバンとして高い人気をほこります。パッケージングがまとまっており、扱いやすいのがその理由の一つです。
中でも中古のセレナの需要は高いです。というのも似たような車種と比べ、中古のセレナは価格が安いためです。
なぜ、セレナは中古車だと安いのか?その理由を解説するとともに、購入時のポイントや維持費までご紹介します。
なぜ安いのか?購入相場の目安は?など気になる点を分かりやすくご紹介します。
目次
中古のセレナが安い理由は3つ
中古のセレナが安い価格で販売されているのには大きく3つの理由が挙げられます。
- 流通が非常に活発である
- ガソリン車の人気が高くない
- バッテリーの耐久性が懸念される
流通が非常に活発である
セレナは1991年6月に登場し「バネットセレナ」の名で親しまれ、最新のセレナのモデルについては2016年に発売され現在にいたります。
これだけの間発売され続け、流通量が活発であることがセレナの最大の特徴です。
基本的に中古車価格は需給で決まります。多くのセレナの中古車が供給されているため、良いものがリーズナブルな価格で購入できるのです。
品質が悪いから安いわけではないので安心してください。
むしろ、セレナはお買い得になりやすいと言えます。
ガソリン車の人気が高くない
日産セレナにはガソリンモデルもラインナップされています。
しかしガソリンモデルのセレナは、維持費がかかることや税制面での優遇がなくあまり人気が高くありません。
人気がない車は買い手がつかず、安い値段で売り出さざるを得ない理由の一つです。
このガソリンモデルがセレナが安い印象を強めていると言えます。
バッテリーの耐久性が懸念される
セレナのハイブリッドモデルでも、リーズナブルな価格で販売されている場合も珍しくありません。
その中で安い理由としてあげられるのが「バッテリー」です。バッテリーは一般的なハイブリッドモデルの場合、10年前後が寿命とされます。
そのため、中古のセレナは5年落ち以上になるとグッと安くなり、10年落ち以上になると激安といえるほど安くなっています。
古いセレナは耐久性が懸念されて安くなりがちと言えるでしょう。
セレナの中古車をさらにお得に買う方法!
セレナの中古車は安く買いやすいといえます。
しかし、インターネットで得られる中古車の情報は30%ほどで、残りの70%はプロ向けの非公開情報といわれます。
一般公開されている情報は、手あかがついていることが多く注意が必要。
個人の方でも「ズバット車販売」を利用すれば、中古車のプロ向け情報にアクセスでき、状態の良い中古セレナを紹介してもらえる可能性があります。
なるべく表に出ていない鮮度の高い情報を入手するようにしましょう。
中古セレナを買うのであれば、一般公開されている情報ではなく、まずは非公開車を探されることをおすすめします。
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中古セレナのグレードごとの購入相場
セレナではさまざまなグレードが用意され、平均相場は変わっていきます。
以下では、買取価格を元にセレナの購入平均相場の目安を算出しました。
年式や走行距離によって大きく異なるため一つの参考としてご確認ください。
C26型全体では50万~200万円前後
4代目セレナ(C26型)は、2010年から2016年にかけて販売されたモデルで、購入相場は50万円~200万円前後となっています。
10年落ち以上になると極端に値段が下がる傾向があり、いずれも100万円を切ります。
同時期に発売された特別仕様車「セレナ ライダー」もほぼ同じです。
もっとも安いのは「20S」で50万円前後
「20S」は、セレナの中でも最も廉価なグレードなので中古車の価格も安いです。
購入相場は50万前後相場となっています。車両本体価格では20万円~から販売されているものもあります。
20Sの場合は走行距離によっても左右されやすく、年式が新しいとさらに高くつくケースもあります。
「ハイウェイスター」は100~250万程度
セレナのグレードの中でも新しくて人気なのが、ハイウェイスターです。
平均すると買取価格は100~250万円が相場となります。
ハイウェイスターの場合、値崩れしにくい側面はあります。中古車でも新しいものは200万円超で売り出されていることもあります。
5年落ち以上になると安くなりますが、3年以内になるとグッと相場が上がる傾向が見られます。
全てに共通していえるのは、5年落ち以上になるとグッと安くなるということです。
品質の良いものはお得に買いやすく、狙ってみるのもありでしょう。
状態が良くて安い中古セレナを購入するポイント
中古のセレナを安く購入したい人に向けてポイントをまとめました。
安心してお得に買いたい人は参考にしてみて下さい。
4代目を購入する
セレナ現行モデルは6代目になってさほど年数が経っておらず、5代目と6代目は新しいといえます。
より安い価格のセレナを購入するのであれば、少し古いモデルで状態の良いものを購入するのは狙い目です。中古車マーケットでは3代目や4代目のセレナも出回っています。
コスパ重視であれば、4代目モデル(C26型)がおすすめです。先代モデルながらアイドリングストップ機能や安全性能が搭載されているものもあります。
保証付きの車を買う
中古販売店では保障を売りにしているところがあり、セレナに関しては「古い年式が流通している」や「e-POWERの存在」を踏まえても、保証付きのものを買うのが安心です。
特に「e-POWER」は故障すると高くつきやすいため注意しましょう。
修理やメンテナンスを考えれば、多少価格があがっても保証付きがおすすめです。
スライドドアの動作確認をする
中古のセレナでも3代目以降のモデルであれば、スライドドアが搭載されています。
古い中古車の場合、スライドドアで結構トラブルが起こりやすく注意が必要です。
購入する前には実際にスライドドアを開け閉めして、スムーズに動くか自分の目で確認してください。
ドアの開け閉めはできるけどガタつきがあったり、引っかかりを感じたりする車両は購入しないほうが賢明です。
スライドドアに何らかの不具合がある場合は、事故車や修復歴車の可能性もあります。できれば修復歴も確認しておきましょう。
中古セレナの維持費は安い?
セレナを中古車で購入した場合、購入時の代金だけでなく維持費(メンテナンスコスト)もかかるので押えておきましょう。
結論からすると維持費は高いということはありませんが、どのくらいかかるのかイメージしておくことは大切です。
以下、セレナ中古車でかかる維持費を4つご紹介します。
税金
毎年4月1日時点で車を保有していた人を対象に課税される税金として「自動車税」と「自動車重量税」がかかります。
セレナの「自動車税」はグレードによって異なります。e-POWERのガソリンモデルはほかと比較してやや排気量が少なめです。自動車税は30,500円です。その他のグレードについてはいずれも36,000円です。
セレナの「自動車重量税」もグレードによって3種類に分類されます。
e-POWERのガソリンモデルであれば、自動車重量税は15,000円です。ハイウェイスターのVとGでガソリンモデルは22,500円となります。それ以外のセレナであれば、49,200円かかります。
自賠責保険料
公道を運転するためには自賠責保険に加入しなければなりません。自賠責保険は車検時にまとめて支払うのが一般的です。
保険期間の開始時期が2021年4月1日以降の自家用車の場合、2年分で20,010円です。
ガソリン代
ガソリン代も車のランニングコストで無視できない費用です。
グレードによって違ってきますが、もっとも燃費に優れたグレードはe-POWERのXやXV、G、ハイウェイスター、ハイウェイスターVです。WLTGモードで1リッター当たり18.0kmです。この場合、年間に負担する燃費は52,663円です。
の中でも最も負担額が大きいのが4WDのセレナです。リッター当たり11.8kmとセレナの中ではガソリンを食うモデルです。この場合、同じ条件下で年間にかかるガソリンに関する費用が80,228円です。
グレードによってガソリン代は年間2万円近く変わるので注意しましょう。
車検費用
セレナを購入すれば、2年に1回のペースで車検を通さないといけません。車検にかかる費用ですが、安いところでは1~2万円で可能です。
中古セレナが安い理由のまとめ
中古のセレナはリーズナブルな価格で販売されているものも少なくありません。
あらためて中古が安い理由は以下の通りです。
中古のセレナが安い理由
- 流通量と供給が多く価格が安い
- 耐久性の問題で高値がつきにくい
- ガソリンモデルの人気は高くない
セレナは優良車であるにも関わらず、供給が多いことから中古車は安くなっているといえます。
大きなデメリットはないのにお得感があり、それこそが中古セレナが人気の理由です。
5年落ち以内だとそれなりの価格はしますが、新車と比べると割安感は顕著です。
5年落ち以上になると極端に安くなりますので、その中で状態の良いセレナを狙ってみるのも一つの手です。
本記事を参考にして、自分の予算と相談しながらセレナを購入していきましょう。
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