2023年9月、メルセデスベンツのCEOがCNBCのインタビューで、高級オフロード車であるGクラスの小型版「リトルG」の発売計画について語りました。
Gクラスは世界的に熱狂的な人気をほこる本格オフロード車で、40年以上にわたる販売歴史をもちます。
そんなGクラスのミニ版は、日本の道路状況にも適し、大きな注目をあつめています。
このページでは発売日や価格予想、ポイントをご紹介します。
Gクラスのミニ版「リトルG」の発売計画が明らかに
メルセデスは、「リトルG」と呼ばれる新しいGクラスについて2023年9月に公式ティーザー画像を公開しました。
ティーザー画像から判断すると、「リトルG」は現行Gクラスと同様の昔ながらのレトロデザインを採用するとみられ、伝統的なトランクにスペアホイールが取り付けられた G クラスの箱型のシルエットを維持。
Gクラスのミニ版という明確な位置づけとなっていることが分かります。
リトルGは、レクサスやレンジローバーなど高級SUVセグメントとは異なる価格帯で、新たな購入者層を対象とし、サイズだけでなく価格も大幅に抑えられる見込みです。
海外で販売されている「ジムニー5ドア」の高級バージョンといった位置づけで、独自のポジションを築くといわれています。
Gクラスが手の届きやすい価格に
日本の交通事情において「ベンツGクラス」はやや大きく、価格も1,294 万円~と購入者を選びます。
しかし、リトルGクラスは高級感を維持しつつも、日本でも乗りやすく、かつ手が届きやすい価格帯になることが予想されます。
過去の事例において小型化されたブランド車は、平均的に半額に近い価格になっていることから、リトルGクラスの価格は600万円台から購入できる可能性があります。
価格が大幅に下げることで、市場が拡大する可能性が高いでしょう。
発売日に関する予想
メルセデスのオラ・カレニウスCEOは、「リトルG(ベビーG)」は「数年後」に発売されると述べましたが、小型化のアイデアは既に数年にわたって検討されています。
基本的なコンセプトやデザインは確立され、市場拡大が見込まれることから3年以内には登場するという見方が多いでしょう。
ドイツ大手メディアの予想もふまえると、2026年頃の発売が有力視されます。
現時点で「リトルG」には明確な競合車がおらず、市場を独占できることからも予想以上にリリースが早まる可能性はあるでしょう。
注目のスペック
リトルGはオンロードでも運転が楽しめる車であることが既に判明し、ベンツGクラスのような本格オフロード車ではなく、ジムニー5ドアのように都市部向けの設計も意識されています。
2023年9月に発表された「コンセプトCLAクラス」と同じ設計フレームを搭載し、Gクラスのフレームをあえて採用せずに軽量化することで、オンロードでの取り回しや乗り心地が大幅に向上。
(出典元:https://www.motor1.com/)
ジープラングラー スポーツがライバルになると言われることから、サイズは全長: 約 4,336 mm×全幅: 約 1,877 mm×全高: 約 1,839 mm程度と予想されます。
パワートレインはEV(電気自動車専用)専用ではなく、従来のパワートレインも搭載される予定で、さまざまなニーズに応える方向です。
ベンツGクラスのミニ版「リトルG」のまとめ
待望ともいえるメルセデスベンツGクラスのミニ版の登場は、日本の交通事情にもマッチし、手の届きやすい価格帯が予想されることから非常に注目度が高いでしょう。
Gクラスに興味があっても乗れなかった人には最良な選択肢になりえます。
日本では「スズキ ジムニー5ドア」に近い位置づけとなりますが、類似する車が少ないことも「リトルG」の特徴です。
発売は2026年が有力視されていますが、新たな市場拡大が見込まれることからも、いち早くリリースされる可能性もあります。
日本でも今後、「ジムニー5ドア」や「ランクルミニ」などが投入される見込みで、オフロード向けのコンパクトSUV市場は要注目です。
今から期待して待ちましょう。
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