このページではトヨタ車の最新納期目安と、受注停止状況について、分かりやすく一覧にしてまとめました。
納期に関する最新の動向や、押えておくべきポイントもご紹介します。
長納期のピークはすぎて早まる傾向にありますが、受注停止が増加したり、人気モデルは納期遅れが出ているため注意しましょう。
これから契約を検討する方も、すでに契約された方もぜひご参考ください。

長年自動車業界に携わり、納期を熟知した筆者が、最新情報をお伝えしてます。
※記事内容は、トヨタ車の納期を保証するものではありません。予めご了承ください
※地域や販売店で納期に違いがある場合があります
更新情報
2025.07.10 最新情報を更新
2025.04.27 GRヤリス・ピクシスエポックを追加
目次
トヨタの最新納期目安と受注停止状況の一覧
トヨタの最新納期と受注停止一覧表は以下のとおりです。
※表は右にスクロールできます。
※受注停止の場合、それ以前の納期を明記。
車名 | 納期目安 | 受注状況 |
GR86 | 2~3ヶ月 | ○ |
RAV4 | 3~4ヶ月 | ○ 年内に新型発売予定 |
アクア | 4~5ヶ月 | ×(受注停止) 年内に一部改良予定 |
アルファード ヴェルファイア |
3ヶ月~1年 | △(追加生産枠のみ) |
ヴォクシー ノア |
3~6ヶ月 | △(一部受注停止) |
カローラ | 2~3ヶ月 | ○ |
カローラクロス | 7~8ヶ月 | △(一部受注停止) |
カローラスポーツ | 4ヶ月 | ○ |
カローラツーリング | 5ヵ月 | ○ |
カローラフィルダー | 6ヶ月 | ×(受注停止) 10月に生産終了予定 |
クラウン クロスオーバー |
4ヶ月 | ○ |
クラウンエステート | 3~4ヶ月 | △(一部受注停止) ※FCEVのみ受付中 |
クラウンスポーツ | 3~4ヶ月 | ○ 7月に一部改良実施 |
クラウンセダン | 2~4ヶ月 | △(一部受注停止) |
シエンタ | 6ヶ月以上 | ×(受注停止) |
ハイエース | - | ×(受注停止) |
ハリアー | 1~5ヶ月 | ○ 6月に一部改良実施 |
ピクシスエポック | 3~4ヶ月 | ○ |
プリウス | 2~3ヶ月 | ○ 7月に一部改良実施 |
ヤリス | 4~6ヶ月 | ○ ※ガソリン車に遅れ |
ヤリス(GR) | 3~9ヶ月 | △(一部受注停止) |
ヤリスクロス | 6~7ヶ月 | ○ |
ライズ | 2~3ヶ月 | ○ |
ランクル250 | 1年程度 | ×(受注停止) |
ランクル300 | 2~4年 | ×(受注停止) |
ルーミー | 2~3ヶ月 | ○ |
※△(一部受注停止)は、店によっては在庫あり
※受注停止中でも、在庫があったり一時再開されるケースがあります
※月間売上台数が500以下の車種は除く
最新情報をリアルタイムで更新しています。「トヨタ納期 プリズムアップ」でぜひ検索してください。また、納期の情報提供も受け付けているので、気軽に当ページ最下部よりコメントをお寄せください。
トヨタの納期は、半導体不足による長納期のピークを過ぎ、全体としては早まる傾向にあります。人気車の遅れは出ているものの、納車1~2年以上待ちの頃と比べると改善されています。
しかし現在は、受注停止の車種が多い状況といえるでしょう。
受注停止(出荷停止)になるのは、一部改良を控えて一時的にオーダーストップになるケースがほとんどで、新型モデルの発表とともに受注は再開されるためご安心ください。


なお、「ランドクルーザー」など希少モデルは注文が殺到し、依然として長納期または受注停止が続いている状況となります。
ただ、ランクル250をはじめ「トヨタ キント」では、受注停止中のモデルに乗れるケースも出てきています。新車が契約できない場合は、キントも併せてチェックするのがおすすめです。
トヨタ納期のニュース【リアルタイム更新】
トヨタ車の納期について、最新ニュースをリアルタイムでお届けしています。
ハリアーが一部改良を実施!モデル別の納期に注目
一部改良にともない、ハリアーは商品力アップとともに特別仕様車「Z“Leather Package・Night Shade”」を追加。さらに、PHEVモデルにおいて新たにGグレードを追加しました。
モデルごとに納期に差が出ている状況で、ガソリンモデルとPHEVモデルの納期が比較的早く、人気が集中しているハイブリッドモデルは若干遅れる傾向にあります。
ハリアーは一部改良にともない人気化が想定されるため、早めの契約が推奨されます。
新型カローラクロスが発売!最新納期目安は5~7ヶ月
2025年5月23日に初の一部改良となる新型カローラクロスが発売されました。
販売店への最新の取材によると、平均納期目安は5~7ヶ月で、「GR SPORTS」の方が若干納期が早い傾向が見られます。
受注は非常に好調で、1週間契約がズレると、契約が1週間遅れるだけで納期が1カ月先になるケースも見られます。
すでに「半年以上」となっており、納車の遅れや受注停止に巻き込まれないためにも、早めの契約が推奨されます。(2025年5月23日更新)
トヨタの納期が分かったら下取りアップを
自分が気になるトヨタ車の納期が分かったら、下取りアップの準備を始めましょう。
新車の購入にかかる費用は、下取りする車の査定額と合わせて考えることが大切です。
たとえ値引きできても、下取り車が安ければ意味がありません。下取りに出す車を評価してもらうことが肝心です。
ディーラー下取りと買取店を比べる
ディーラー下取りについては、相場より安い価格を提示されることがあります。
そのため、複数の車買取店の結果と比べて、もっとも高い方で売るようにしましょう。
無料で利用できる、車一括査定の定番が「ナビクル車査定」です。
ナビクルでは45秒以内のクイック査定があり、査定相場がすぐに分かるので多くの方が利用しています。
あらかじめ下取り相場を知っておけば、ディーラー下取りと比べることも可能。
無料で1分以内にできるため、今すぐ済ませておきましょう。
相場を確認後、あらためてこのページの続きをご確認ください。
トヨタの納期動向!納車が早まる車・遅れる車は?
トヨタの最新納期動向について、車のタイプ別にリアルタイムで見ていきましょう。
SUVの納期動向
トヨタのSUVは、車種によって納期に大きな差が出ています。以下、各車種の最新納期目安となります。
- クラウン クロスオーバー:4ヶ月程度
- ライズ:2~3ヶ月程度
- RAV4:2~4ヶ月程度
- ヤリスクロス:6~7ヶ月
これらの車種は、納期の見通しが立っていておすすめといえます。ヤリスクロスは、ガソリン車を選ぶと若干早まるケースがあります。
人気のハリアーは、納期が短縮傾向にあり、納車まで1~5ヶ月程度となります。納期はグレードごとにことなり、ハリアーの詳細は、以下の記事もご確認ください。
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カローラクロスは、2025年5月に一部改良がおこなわれ、すでに一部のグレードが受注停止となっています。早ければ2~3ヶ月で納車されますが、現在は遅れが出ています。
最新情報は以下をご確認ください。
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ランドクルーザー70、ランドクルーザー250、ランドクルーザー300は、現在も受注を停止している販売店がほとんどです。ランクル50については、納期が早まるという情報もありますが、現時点では不確かな情報のため、情報の扱いにご注意ください。
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ミニバンの納期動向
◆写真はアルファード
トヨタのミニバンは、納期の遅れや受注停止が相次いでいる状況です。
もっとも早い納期で「シエンタ」の6ヶ月程度でしたが受注停止となりました。
「アルファード」と「ヴェルファイア」は、一部改良後モデルが2025年1月7日に正式発売されましたが受注停止となっています。早い人で納期は3~4ヶ月程度、通常1年程度は見ておく必要があるでしょう。
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「ヴォクシー」と「ノア」は、一部改良を予定しているため受注が一時停止しています。新型モデルの発売に伴い、受注が再開される見込みです。現在の納期目安は3~5ヶ月で、納車スピードは早まっています。
コンパクトカー&ワゴンの納期動向
◆写真はアクア
コンパクトカー&ワゴンの納期は、一部モデルをのぞき、早まる傾向が見られます。
例えば、人気のルーミーは納期1~2ヶ月が目安です。「アクア」「カローラスポーツ」「カローラツーリング」は受注停止中です。
「ヤリス」は、一部改良後に納期が早まりハイブリッド車は1~2ヶ月です。ただ、ガソリン車は遅れが出ており6ヶ月となっています。
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セダンの納期動向
◆写真はプリウス
「カローラ」「カローラアクシオ」「クラウンセダン」は受注停止となり、プリウスの納期は3~4ヶ月となります。
プリウスの最新情報は「新型プリウスの納期」もご確認ください。
なお、プリウスはKINTO専用グレードのUグレードを選ぶと、納期は1.5〜2ヵ月とスピード納車が可能です。Uグレードは割安な人気グレードであり、詳細は以下もご確認ください。
スポーツカーの納期動向
トヨタのスポーツカーは、多くの車種が受注停止となっていて、現在受付をしている「GR86」の納期が3ヶ月程度です。
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「GRヤリス」と「GRカローラ」は生産が少ないことに加え、人気化しているため完売となりました。GRスープラとコペンGR SPORTも受注停止しているため注意しましょう。
トヨタ車の最新生産状況
トヨタの新車登録台数(生産状況)の推移は以下の通りです。
年月 | 台数 | 前年比 |
2025年05月 | 104,457 | 104.0% |
2025年04月 | 118,671 | 111.5% |
2025年03月 | 152,354 | 115.6% |
2025年02月 | 131,390 | 128.5% |
2025年01月 | 124,944 | 114.2% |
2024年12月 | 98,922 | 89.7% |
2024年11月 | 128,185 | 95.3% |
2024年10月 | 139,765 | 108.3% |
2024年09月 | 130,717 | 94.0% |
2024年08月 | 106,623 | 91.8% |
2024年07月 | 137,510 | 100.2% |
2024年06月 | 118,929 | 87.0% |
2024年05月 | 100,469 | 90.0% |
2024年04月 | 106,464 | 88.6% |
2024年03月 | 131,784 | 65.6% |
(出典元:新車統計データ)
トヨタの国内生産状況は、右肩上がり基調ということができるでしょう。
半導体不足や認証不正問題などの影響によって全体的に下落基調でしたが、直近では持ち直す月も出ています。
生産が少ない月については、認証不正問題などによる生産停止であり、あくまでも一時的なものとなっています。
近年のトヨタは、半導体不足による長納期問題を受けて国内生産を強化し、それが納期の短縮につながっています。
直近の認証不正問題も落ちついたことから、今後の生産状況は大きく向上する可能性が高いでしょう。

2025年以降は安定した生産計画が見込め、トヨタ車の購入はおすすめです。
トヨタの納車が早まるコツ3つ
一部で納期遅れが見られるトヨタ車ですが、これから契約する上で納車が早まるコツを3つご紹介します。
納期が早いタイミングで購入する
トヨタの車種は、リアルタイムで納期が変動しており、納車が早まることもあれば、遅れたり受注停止になることもあります。
迷わず、納期が早いタイミングでの購入がおすすめです。
また、モデルチェンジ後は、納期が遅れることがあります。新型モデルが発売される場合、発売の一ヶ月前から仮予約を受けつけているため、仮予約の段階で契約するようにして下さい。
人気モデルは発売してから契約しようとすると、長納期・受注停止のリスクが高まるため注意が必要です。
納車が早いグレード・カラーを選ぶ
トヨタ車の納期を早めたい場合、納車が早いグレード・カラーを選択することも推奨されます。
ここでいう「グレード・カラー」とは、人気が高くて生産が多いものを指します。
メーカーは人気の高いグレードやカラーを優先して生産することがありますので、迷ったら人気のグレードやカラーを選んでおくと安心です。
運よく販売店に在庫があるような場合は、即納できる可能性もあるのでグレードとカラーはよく吟味しましょう。
経営の異なるトヨタ販売店をまわる
トヨタには経営元のことなる複数の販売チャンネルがあります。
- トヨタ店
- トヨペット店
- カローラ店
- ネッツ店
現在は、トヨタ全ての車種を取り扱っていますが、それぞれの販売店に歴史があり、得意としている車種があります。
販売店ごとに発注や在庫数には差があり、納期についても違いが出ることがあります。
そのため、なるべく複数の販売店をまわり、納期や値引き額を確認することが推奨されます。いくつか足を運び、比べならがら買うのがおすすめです。
トヨタの納期に関するQ&A
トヨタの納期に関して、よくある質問をまとめました。
納期が早まると連絡が来ますか?
販売店によって方針は異なるため一概にはいえませんが、納期が早まるとディーラーから連絡が来るケースは多いでしょう。
ディーラー側としても一早くお客様に車を届けたいと考えており、喜んで頂きたいと考えています。
そのため、工場生産ラインが早くなったタイミングで、納車日程が早まることを連絡してくれることが多いです。
トヨタの納期遅れはいつまで?
トヨタは人気車を抱えていて納期が遅い印象がありますが、一部の車種をのぞくと、納期は改善されてきています。
ピーク時は1~2年以上だった納期も、今では6ヶ月以内に収まることが多くなっています。その意味ではすでに大幅な納期遅れは終わっていると言えるかもしれません。
ただし、「ランドクルーザー」や「アルファード」などの人気車種は、納期遅れと受注停止が続いています。
人気車種は、基本的に1年先の受注まで埋まっていることが多く、納期遅れは1年以上続く可能性が高いでしょう。
納期照会サービスはありますか?
トヨタ自動車は2023年10月13日、受注管理システム「J-SLIM(スリム)」を全国の販売店に広げることを明らかにしました。
J-SLIMは、生産状況や納期のめど、輸送、納車までの情報を管理することができ、車両がいつ販売店に到着するかが可視化されるシステムです。
現在、顧客がインターット上で確認することはできないですが、すでに一部車種・店舗で導入を始めているため、気になる方は最寄りの店舗にお問い合わせ下さい。
欲しい車が受注停止なのはなぜ?
トヨタでは、販売している車種について、一定の周期でモデルチェンジをおこない新型モデルとして発売しています。
モデルチェンジ前になると、旧型モデルの受注を停止して、新型モデルを発売するための体制を整えることになります。こうした背景から、欲しい車が受注停止で買えないことがあります。
ただ、受注停止でも、いずれは受注は再開されるため、販売店に「受注が再開したら連絡が欲しい」と伝えておけば良いでしょう。
トヨタ納期最新情報まとめ
トヨタの新車納期の動向についてまとめてきました。
納期は全体的には早まる傾向にあり、遅れが出ている車種も、今後は改善される可能性が高いでしょう。生産状況についても徐々に向上しています。
一部改良を控えることで受注停止となっている車種は多いですが、徐々に再開されるでしょう。
ただ、ランクルなど一部の希少車種は、引き続き長納期と受注停止が見込まれます。
このページではリアルタイムで情報を更新していますので、定期的に情報をチェックしてみてください。
参考情報