ランクル250はランドクルーザープラドの後継車種として2024年4月18日にデビューし、注文が殺到したことで多くの販売店で受注停止になっています。
そこで、このページでは、ランクル250の受注停止や再開に関する最新情報や、買えない場合の対処法をご紹介します。
※販売店によっては在庫が残っている場合や、追加生産枠が出る場合があります。詳しくは販売店にお問い合わせください。
目次
ランクル250が受注停止で買えない理由
ランクル250が販売開始から間もなく受注停止になるほど人気になったのは予想通りだったとはいえ、なぜこのようなことが繰り返されるのでしょうか。
トヨタの人気車種で定番化した「受注停止」ですが、ランクル250が受注停止で買えなくなった理由を検証します。
生産台数よりはるかに多い受注が殺到
トヨタが出したニュースリリースによるとランクル250の月間基準台数は2,250台となっていますが、それをはるかに上回る注文があることが受注停止の大きな理由です。
発売開始直後には、ほとんどのトヨタディーラーで2025年度分(2026年3月まで)の生産枠は予約で埋まりました。
人気が出ることは想定されていましたが、その想定をさらに上回る人気ぶりだったこが伺えます。
まだランクル300や70よりマシだという意見もありますが、欲しくても買えないのがランクル250の現状です。
顧客優先で抽選倍率が高い
ランクル250は各ディーラーが転売対策を立てており、「残価設定ローン」や「KINTOでの案内」など条件付き販売が多くなっています。
また、ランクル250の販売でよく耳にするのが、転売しないと思われる「顧客」を優先するケースで、新規客へ売らないとディーラーも多いようです。
抽選倍率自体はエリアで大きく異なりますが、平均で5~10倍の間が目安となります。
こうした購入条件が用意されているため、買えないケースも増えています。
海外向け生産が多い
ランクル250の国内向け生産台数は1ヶ月あたり2,250台ですが、これは世界生産台数の10%程度だと言われています。
ランクルプラドより国内向けの比率が下がっていますが、円安基調の続く現状では輸出に力を入れるのは仕方がありません。
ランクル250も即完売のプレミア化。ほんといい加減にしないとトヨタへのヘイト溜まりまくってるよね。ジャストインタイム?必要なものを必要な時に必要なだけ?ただの綺麗事だよ。まあ円安で海外向けを増やす方が戦略としては正しいんだろうけど。つまらん会社になっていくよ。
— かこうとん (@konam2bro) April 19, 2024
「日本国内軽視」と批判されていても、こればかりは消費者サイドでは解決できない問題です。
ランクル250が買えない場合の対処法3つ
注文すらできなくなっているランクル250ですが、買えずに諦めるしかないのでしょうか?
ここではランクル250が買えない場合の対処法について、そのメリットとデメリットを含めて考えてみます。
① 在庫・キャンセル車を狙う
多くのトヨタ系ディーラーで受注停止となっているランクル250ですが、販売店によっては販売枠が残っていることがあります。
特別仕様車のZXファーストエディションや人気のディーゼル仕様はなくても、ガソリン車のVXだけ在庫がある販売店があるようです。
また、ランクル250はプラドから大幅な値上げとなった影響からか、キャンセルする方も少なくありません。キャンセルが出ると、「追加枠が出た」という形でディーラーから連絡を貰えることがあります。
こうした事態に備えるためにも、複数のディーラーにランクル250の購入の意思を伝えておき、「追加枠が出たら連絡がほしい」と話しておきましょう。これだけで購入できる確率はかなり上がります。
②KINTOを利用する
ランクル250の購入は非常に難しい状況でも、トヨタのサブスクリプション(定額制カーリース)のKINTOを使うと確実に乗ることができます。
トヨタ キントの納期の最新情報では、ガソリン車で3~4ヶ月程度、ディーゼル車で6~9ヶ月程度の納期です。
まとまったお金を必要とせず、納期が早いのがKINTOのメリットですが、リース期間満了後は返却する必要があります。
ランクル250も売れないって言われたらしい!
KINTOっていうサービスで買うなら売れるってさ!
毎月8万払うけど返却しないといけないやつ— す ふ ぃ ん (@sphin666xxx) July 28, 2024
KINTOの在庫も減ってきているため注意が必要ですが、現時点でもっとも確実にランクル250に乗る方法となるでしょう。検討する方は急ぎましょう。
公式サイト
中古車で別モデルを探す
ランクル250は受注停止のため買うことが困難なので、中古の別モデルを探してみるのも一つの手です。
中古車といっても登場間もないランクル250の中古車は、例のごとくプレミアがついていて、新車価格を大きく上回る価格となっています。
そこで、先代モデルのランクルプラドの中古車を考えてみるのは非常におすすめです。プラドの方がサイズが小さいため運転しやすく、中古車であれば手ごろな価格で手に入れられるケースがあります。
プラド以外では、ランドローバー・ディフェンダーなどのライバル車も視野に入れるのも良いでしょう。
中古車については、プロ向けの非公開車両を狙うほうが絶対にお得です。
一般の方でも、ネクステージと連携している「ズバット車販売」であれば、非公開車両の情報を無料で入手できますよ。
公式サイト
ランクル250の受注再開はいつ?
2024年4月の販売開始から短期間で受注停止となったランクル250ですが、いつになったら受注が再開されるのでしょうか?
多くのディーラーで2026年3月までの販売枠が完売している状況を考えると、2025年末くらいまでは受注停止が続くでしょう。
多くのディーラーでは同じ回答がされており、正攻法でランクル250の新車を購入するのは2026年以降になる可能性が高いでしょう。
ランドクルーザーシリーズのおすすめは?
(出典元:新型ランドクルーザー"250"を世界初公開 | トヨタ)
ランクル250はランクルプラドの後継車種になりますが、トヨタの考えているポジショニングには大きな違いがあり、ランクル300寄りといえます。
そこでランクル250と300、ランクルプラドの特徴を踏まえたうえで、どのランクルが貴方にとってベストチョイスになるのか考えてみましょう。
コスパ重視ならランクル300がおすすめ
ランクル250は、ランクルプラドから大きく値上げされたことに賛否の声が上がっています。250の通常モデルの価格を確認してみましょう。
グレード | 乗車定員 | パワートレーン | 新車価格 |
GX | 5名 | ディーゼルターボ | 520.0万円 |
VX | 7名 | ガソリン | 545.0万円 |
VX | 7名 | ディーゼルターボ | 630.0万円 |
ZX | 7名 | ディーゼルターボ | 735.0万円 |
ランクル250が高くなった理由は、プラットフォームがランクル300と共通になったことで、ある意味で「廉価版ランクル300」かもしれません。
しかし、ランクル300と比較してもコスパは悪く、ランクル250のZXが4気筒2.8リッターディーゼルターボに対して、ランクル300のZXはV型6気筒3.3リッターディーゼルツインターボなのに、両車の価格差はたったの25万円です。
装備もランクル300と比べると簡素な印象がり、ランクル300の方がコスパは良いといえるかもしれません。
お買い得感の高いランクルプラド
惜しまれながら2024年4月に販売を終了した4代目ランクルプラドは、モデル末期まで高い人気を維持し続けていました。
ランクルプラドは中古車の流通台数も豊富で、なおかつ中古車であっても高いリセールが期待できます。
中古車しか選択肢はありませんが、オススメのグレードは最上位の「TZ-G」もしくはその下の「TX“Lパッケージ”」です。これならランクル250より安く、高い満足感も得られるはずです。
全体のまとめ
- ランクル250は受注が殺到し一時停止中
- 在庫車やキャンセル車なら買える場合がある
- KINTOを利用すれば乗ることができる
- 先代モデルのランクルプラドもおすすめ
ランクル250は受注が一時停止中となっていて、再開時期の目途も立っていない状況となります。
しかしながら、本ページでご紹介した方法であればランクル250に乗ることは可能です。
ぜひ、諦めずに色々な方法を検討してみてください。