このページはトヨタ ハイエースの色について詳しくまとめました。
国内のみならず、海外でも不動の人気である実用的なワンボックスカー、ハイエースは1960年代から長年に渡って支持されています。
シンプルながら洗練され、カラーリングも含めたデザインの改良も続けられていますが、ここでは最新の人気色ランキングと全カラーの特徴をご紹介します。
目次
ハイエースの外観とカラーの特徴は?
外観の違いは4種類
ハイエースの外観はバンやワゴンの違いをはじめ、ボディやルーフの違いなど区別がつきにくい面があります。
しかし、実際の外観は組み合わせの選択肢がなく限定されているため、基本的には購入者の用途に応じて4種類から選ぶだけです。
- 標準ボディと標準ルーフ
- 標準ボディとハイルーフ・ワイドボディの5人乗りバンとミドルルーフ
- ワイドボディの10人乗りワゴンとミドルルーフ
- スーパーロングボディとハイルーフ
カラーリングは全11色
カラーリングに関してはバンとワゴン共通の7色と、バン専用色が2色とワゴン専用色が2色の「合計11色」のラインナップが用意されています。
- ホワイト
- ホワイトパールクリスタルシャイン(44,000円の別料金)
- シルバーマイカメタリック
- ブラックマイカ
- ライトイエロー
- ダークブルーマイカメタリック
- グレーメタリック(バン専用)
- ボルドーマイカメタリック(バン専用)
- ベージュメタリック(ワゴン専用)
- ラグジュアリーパールトーニング(ワゴン専用77,000円の別料金)
- スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(特別仕様車)
色のバリエーションは意外にも多いものとなっています。
ハイエースの全色・カラーの特徴を解説
カラーについては海外では「ソリッドホワイト」が「パールホワイト」の3倍以上人気がある反面、国内では逆という場合もあります。
まずはハイエースのボディカラーの国内ベスト4を紹介します。
国内人気カラーベスト4
- 1位:ホワイトパールクリスタルシャイン
- 2位:ブラックマイカ
- 3位:シルバーマイカメタリック
- 4位:ソリッドホワイト
なお、上位4つをのぞくと人気に差はありません。
これらベスト4を含め、他の色についてもくわしくご紹介していきます。
ホワイトパールクリスタルシャイン
国内のハイエース需要において、最も人気のある色はホワイトパールクリスタルシャインです。
その理由はやはりパールの光沢の美しさと高級感になります。
この色はトヨタの他の高級車にも採用されている伝統的なカラーで、塗装されたハイエースも他のカラーに比べて高級感が何割増しにもなります。
パールホワイトはベースの上にパールコート塗装、クリア塗装が施された3コート塗装になるため、黄ばんだ白にならずに美しい状態で長く乗ることが可能。
ただし人気があり過ぎるため他のユーザーとかぶってしまう、また泥などの黒い汚れが目立ってしまうというデメリットもあります。
都会的な雰囲気のブラックマイカ
第2位は、男性ユーザーに人気のあるブラックマイカです。
マイカとは光を反射・透過する性質を持つ雲母という石片を加えることで、真珠の様な光沢を実現させた塗装のこと。
高級感はもちろん最もクールでカッコいいカラーということができるでしょう。
男性ユーザーに人気がある理由について、洗車後の仕上がりが最も美しくなり満足感が高いのではないかというユーザーの声があります。
ブラックは洗車で雑に磨いた際にできる洗車傷も目立ってしまう色のため、丁寧に洗車する必要がありますが、その分だけ愛着がわくのかもしれません。
ホワイトとブラックの人気は実質的に同程度のため、自分の好みや用途によって選ぶとよいでしょう。
万能性の高いシルバーマイカメタリック
国内で3番目の人気を誇るのが、シルバーマイカメタリックです。
マイカメタリック要素が加わった事で、ただの地味な車ではなく、上品な外観に仕上がっていることが特徴です。
マイカによる美しい光沢感に加え、真珠のような金属のようなメタリックの輝きがあり、スタイリッシュに乗りこなすことができます。
シルバーはビジネスユースにも使いやすい色で、万能性に優れます。
薄いグレーは地味に見える面もありますが、実は傷も汚れも目立たちにくい優秀な色でもあります。
外観を気にするものの手入れは頻繁に行わない方におすすめです。
商用利用の多いソリッドホワイト
ベスト3以外のカラーですが、まずはハイエースを商用利用する場合に人気の高い色であるソリッドホワイトです。
海外では一番人気の色でもありますが、その理由は実用性の高さにあります。
ソリッド塗装は1コート塗装で、ぶつけてしまった時などの板金修理費用が安くすむというメリットがあり、商用利用に実用的に向いている面があります。
シンプルなので飽きがこない、表面を磨くと光って輝くので、手入れ次第ではキレイな外観になるという特徴もあります。
趣味に最適なダークブルーマイカメタリック
ハイエースを趣味で利用するようなユーザーにとって、ハイエースの持つ商用利用のイメージからは最も離れられる色合いがこのダークブルーマイカメタリックです。
青が好きな人はもちろん、マイカメタリック効果により、深みのある青い宝石のような上品でキラキラとした外観を楽しめます。
アクティブな印象もありアウトドアなどで使う際にピッタリと言えるでしょう。
塗装の劣化も少なく、メンテナンスも楽でへこみや傷が目立ちにくい特性もあることから、タフな使い方をする土木作業の現場でも重宝されています。
明るくオシャレなライトイエロー
暗い色は嫌だけど、白もシンプル過ぎるという方に最適なのがライトイエローです。
存在感のある強く明るい黄色ではなく、全体の色味を抑えた色調なので悪く目立たないけれども個性的という最適なバランスとなっています。
このライトイエローで商用利用すると、お客さんの目からは「かわいいかも」という好意的な反応も得られるかもしれません。
上品な明るさと元気なカラーを求めている方におすすめです。
ベージュメタリック
動画で見ても分かるとおり落ちついたブラウンということができ、メタリックの輝きとあいまってお洒落な印象があります。
ワゴン専用で認知度は低いですが、個性を出したい方におすすめです。
ハイエースでは個性的なボルドーマイカメタリック
赤ワインカラーとも表現できる、紫に近い赤色がボルドーマイカメタリックです。モノトーン系が多いハイエースのカラーラインナップでは紅一点となります。
マイカメタリックの輝きにより、オシャレで上品な印象に仕上がっています。
落ち着いた色合いのグレーメタリック
グレーメタリックは色の濃い落ち着いた雰囲気のグレーが特徴です。
黒に近いグレーなので、シャープな印象の外観になり、かつ黒ほど汚れに気を遣わなくてもよいという、それぞれ良い所が合わさっています。
汚れが目立たない分、キャンプなどのアウトドアの需要にも気軽に適応が可能です。
濃い色は日中の車内温度が上がりやすく、冷房設備を完備させておきましょう。
ラグジュアリーパールトーニング
白とベージュメタリックを組みあわせたツートーンカラーで、コミューターとの相性が良い色となります。
ハイエースの内装色
ハイエースの内装色はバン・ワゴン・特別仕様車すべて共通でダークグレーで統一され、上質感のある内装となります。
快適性が追求されたシートとカスタマイズ性を完備。ゆったりと落ち着いた雰囲気となっていて、ビジネスからプライベートまで幅広く活用できます。
運転席まわりの操作ボタンは、ブラックにシルバーと組み合わせることで視認性にも配慮されています。
ハイエースの色・カラーのまとめ
最後にもう一度、ハイエースの人気色ベスト3を振り返ると下記の通りです。
- 1位:ホワイトパールクリスタルシャイン
- 2位:ブラックマイカ
- 3位:シルバーマイカメタリック
ボックスカーの定番であるハイエースと言えば、どうしても商用利用イメージの強い白という偏見がありますが、実際には11色のカラーラインナップがあります。
上位についてはビジネスユースからプライベートからまで問題なく対応します。
商用利用はもちろん、趣味やファミリーカーとしてのカラーリングも充実していますので、ぜひじっくり検討してみてください。