ウィルターインターナショナル合同会社です。
弊社ではさまざまな個人医院(クリニック)との提携およびリサーチを行ってきましたが、その中で繁盛するクリニックの共通点が分かりましたのでお伝えします。
本ページを見れば「繁盛する表院」と「廃業する病院」の違いが分かり、状況が改善する可能性があります。
ジャンル問わず開業医に求められる資質と言い換えることもでき、あくまでも弊社の見解となりますがご参考ください。
目次
繁盛している個人医院(クリニック)は医者は優しい
繁盛している個人医院(クリニック)を見ていくと、一つの共通点として医者が優しいというものがあります。
もちろん医者という立場上、見立てや技術は水準以上という前提の元の話になります。
なぜこのようになるかというと、クリニックに行く時の人の心理というのは、さまざまな強い不安や恐怖・ストレスを抱えていることが殆どです。
- 医院に行くこと自体がストレス
- カラダが弱っていて辛い
- 病気が大丈夫か不安
- はじめて行くのが怖い
- お金がかかるのが辛い
このように病院に行く時は、人は想像以上にストレスを抱えていますので、そこで対応してくれた先生が優しいと、大げさな話ですがそれだけで救われるという人もいます。
先生が親身に話を聞いてくれたら、それだけで良い先生だと感激する人もいるほどです。
例え不器用で愛想がなくても、患者のことを想っていることが伝われば「また来たい」と思えるものであり、こうしたことも優しさに含まれます。
逆にに、いくら専門性が高くても、高圧的だったり患者に親身でないところは「駄目な医者」と烙印を押されて、ニ度と行かないということになりかねません。患者は酷い対応を受けたと感じるとニ度と来なくなりますが、それに気づくことが大切です。
クリニックの場合は飲食店のように「味さえ良ければよい」というわけにはいかないのです。
繁盛クリニックの医者で見られる共通点
- 患者を想いやれる
- 裏表を感じさせない
- 感じがいい
- 融通がきく
- 根はいい人というのが伝わる
人は強い不安や恐怖を抱えているため、それらを和らげてくれる医師がいるとまた行こうとリピートするようになります。
また仮に不器用であっても、患者に対する思いが伝われば「また来よう」と思うようになります。
見立てが的確だったり、オペレーションがうまく回っていることも大切ですが、前提条件として医者の人間としてのあり方の部分を左右することを忘れてはいけません。
まとめると患者の立場に立てる個人医院は繁盛しやすいと言えるでしょう。
医師や受付スタッフがした行いは必ずクリニックに返ってくる
患者に対して失礼な態度を取り、それが積もり積もってかならずクリニックに返ってくることになり、最終的には廃業に追い込まれることになるでしょう。
自分たちがした行いがそのまま返ってくるわけです。
そのため、医師はもちろんクリニックの顔である受付スタッフまで、患者に対する日頃の行いは非常に重要となります。
患者は失礼な態度を取られたことを忘れることも許すこともなく、周囲に漏らしたり、最終的にはクリニックに行かないという選択をするでしょう。
もし、患者に対して失礼な態度を取ったという心辺りがあるのであれば、今からでも謝罪をすることで状況が好転できる可能性はあります。
特にクリニックの顔である「医師」や「受付」は、患者に取ってきた対応を振り返り、反省し謝罪することが繁盛しない状況を好転させる可能性があるでしょう。
個人医院の集客は地元の口コミが基本
繁盛している個人医院(クリニック)にどのように人が集まっていくのか、その流れを見ていくと地元の口コミが基本となっています。
一度その医院に行った人が他の人に「あそこは良かった」という形で広まっていきます。
具体的には「あそこの先生は感じが良かった」「あそこの先生は優しかった」というように伝わるため、やはり医者の人柄が重要であることが分かります。
逆に「あそこは悪くないけど、先生や受付の感じが悪かった」ではマズイわけです。
多くの人は感じが良いところに行きたいので、地元の口コミが良い個人医院に足を運ぶようになるわけです。
仮にインターネットの口コミで悪く書かれていても、地元で口コミがよければ繁盛することは問題なく可能です。
繁盛しない個人医院(クリニック)でよくあるパターン
繁盛しない個人医院(クリニック)でよくあるのが、勤務医時代と同じやり方をしてしまうパターンです。
もっとも多いのは、大きな病院などで偉い立場にいて勤めていて、万を持して開業したものの、偉い立場の時の接客が抜けておらず、患者にそれを感じ取られてしまい、人が離れていくというものです。
いくら見立てがよくても、この場合ですと人は次第に離れていきます。
駄目な開業医によく見られる共通点
- 感じが良くない
- どこか上から目線
- すぐ不機嫌になる
- 相手の話を聞かない
- 自分のやり方を通す
- 融通が利かない
- 本性は怖いと感じる
- 相手に関心が薄い
本来、医院であっても接客業であるわけですが、大きな病院などに勤めてそれなりの立場にいると、そのことが分からないまま開業してしまうケースがあります。
また、個人医院の場合は仮に正しいことをしていても、融通が利かないとお客から「悪い医者」と見なされてしまうことがあります。
このことからも開業医に求められる資質というのは、大きな病院や大学病院で求められるものとは異なるということが分かると思います。
あくまでもお客さん第一であることが何よりも重要ですが、意外とそれができている人は限られているのです。
繁盛する個人医院(クリニック)はお客さん第一で考える
前述している通り、個人医院(クリニック)は地元で口コミが良ければ自然と人が集まり、繁盛します。そのため、特別なマーケティングというのは必要ありません。
なぜそれが成立するかというと、繰り返しになりますが人がクリニックに足を運ぶ時というのは強い不安や恐怖、ストレスを抱えているため。そうしたストレスのかからない医師がいるところであれば、最優先で足を運ぶでしょう。
不安や恐怖はそれだけ人を動かす力があるのです。
その上で見立てが良かったり、オペレーションがしっかりしていれば繁盛しない理由がありません。
(立地が悪い場合はのぞく)
この傾向は社会的な不安が広がる現代は特に顕著になっています。
個人医院では最低限の見立てや技術は当然必要ですが、それ以前にお客さんの心理を理解して、お客さん第一で考えることが何よりも大切です。
あらためて、繁盛している医者で見られる傾向をまとめると以下の通りです。
- 優しい
- 気さくである
- 感じがいい
- 融通がきく
- 根はいい人というのが伝わる
これらは性格的なものもありますが、意識して改善できるところもあります。
そして、もし自分の医院(クリニック)が繁盛していない場合は、以下に当てはまっていないか注意して下さい。
- 感じが悪い
- どこか上から目線
- すぐ不機嫌になる
- 相手の話を聞かない
- 自分のやり方を通す
- 融通が利かない
- 相手に無関心
お客さんというのは受付から医師の対応までものすごく敏感になっていますし、顔に出していなくても嫌な思いをしたら「ニ度と行かない」という気持ちになるものです。
クリニック集客は一般に思われているほどWEBマーケティングが必要ではないので、ぜひこのページを参考にして、改善できるとこを直していくことから始めることをおすすめします。